一目で“ガイジン”とわかる風貌を持っていたのなら、先週末、東京でおかしな現象に気づいただろう。「あなたまだここにいるの?」、という小さな驚きの表情が向けられたはずだからだ。地震発生から1週間、もろもろの噂や誤報が飛び交ったが、1つだけ消えずに残ったものがある。それが、「日本在住の外国人達は、どうも群れをなして東京から逃げ出したらしい」という噂だ。 東京入国管理局で再入国ビザを取得する人々の長大な列を見て、3月17日のジャパンタイムズは「何千人も入管に殺到」と報じた。その翌日にはウォールストリートジャーナルが「危機が “脱トウキョウ”を引き起こした」と書き立てる。これらのメディアよりさらに保守的である大使館でさえ、とにかく東京を離れることを“考慮”するようにすすめた。結果、出国便を貸し切るほど大勢の外国人が去った。 だんだんと辛辣な空気が満ちていく中、ある利口ぶった人物が、次々に出国していく
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