NHKの連続テレビ小説「虎に翼」などで知られる脚本家の吉田恵里香氏が「炎上」した。吉田氏がシリーズ構成と脚本を担当しているアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」についてイベントで語った「ノイズ」という言葉が問題視されたのだ。いろいろな人がいろいろな角度からこの件について語っていたが、一つ、あまり出ていない視点があったと稲田氏は指摘する。「ぼっち・ざ・ろっく脚本家の炎上」とかけて「地方のメガショッピングモール」と解く、その心は?(ライター、編集者 稲田豊史) 「原作改変」に対する反発 少し前の話になるが、朝ドラ「虎に翼」などで知られる脚本家の吉田恵里香氏が「炎上」した。正確に言えば、吉田氏の発言を載せたイベントリポートのウェブ記事が「炎上」した。それから約2週間。状況がだいぶ落ち着いてきたので、改めてこの件について考えてみたい。 記事が掲載されたのは9月14日。そこには、吉田氏がシリーズ構成・脚本を担
