恒星227個の公式名決定=北斗七星や織り姫、彦星など-国際天文学連合 英国で1824年に出版されたおおぐま座の絵。背中の後半から尾が北斗七星。尾の先端の恒星「ベネトナシュ」は国際天文学連合(IAU)により別名「アルカイド」が公式名称に決まった(IAU提供) 北斗七星や七夕祭りの織り姫、彦星など計227個の恒星について、国際天文学連合(IAU、本部パリ)が26日までに公式名称を決め、リストをウェブサイトに掲載した。ひしゃくの形をした北斗七星の柄の先端にある恒星は「アルカイド」と「ベネトナシュ」の二つの呼び方があるが、アルカイドを採用。こと座の織り姫はベガ、わし座の彦星はアルタイルが公式名称となった。 昔から有名な恒星はギリシャやラテン、アラビアの文化に由来する名称が多いが、複数の呼び方やつづり方がある星があり、IAUの部会が公式名称の決定作業を進めてきた。227個の中には、惑星が見つかった
Quick Links Development of Stellar Nomenclature Alphanumeric Designations IAU Working Group on Star Names (WGSN) Current List of IAU Star Names More Information Acknowledgements References If you are reading this because you want to buy a star name, check the IAU Theme Buying Stars and Star Names. Otherwise, please read on. There are two terms that we have to define before we can continue: name an
はくちょう座の中にある恒星「KIC 8462852」は、不規則に光が弱まることが知られており、地球外生命体が作る構造物によって光が遮断されているのではないかと騒がれていました。そこで、より詳細な調査が行われたところ、説明がつかない現象が明らかになり、混迷は一層深まっています。 [1608.01316] KIC 8462852 Faded Throughout the Kepler Mission https://arxiv.org/abs/1608.01316 The 'Dyson Sphere' mystery deepens: Bizarre star keeps dimming and no-one knows why http://www.wired.co.uk/article/dyson-megastructure-mystery-deepens かつて、地球よりも進んだ文明を持
ふたつの星の爆発が、初期の人類の生活を興味深いものにした可能性があるという。およそ200万年前、ふたつの超新星が地球の近くで爆発し、わたしたちの地球に破片の雨を浴びせた。その結果、地球に広がる海底に鉄の放射性同位体60Feの痕跡が残された。これは月の塵の層の中にも含まれているという。 これらの超新星は、地球から数百光年離れたところにあり、地球の生物を全滅させるほどの影響力はなかったが、その爆風はわたしたちの祖先に少なからず影響を与えたようだ。これは人類の祖先ホモ・エレクトゥスが木から地上に降り立った時のことである。 カンサス州トピーカにあるウォッシュバーン大学のブライアン・トーマスらは、このふたつの超新星爆発は、地球内生物全てに影響を及ぼし、我々人間の先祖もその行動様式や体質が変化した可能性があるという。 爆発の激しい光による生物への影響 この画像を大きなサイズで見る 最初に地球を襲った放
1054年に中国や日本で記録された明るい星の出現は、地球に最も近いところで起きた超新星爆発の1つだった。カニ星雲は、この爆発の残骸だ。(PHOTOGRAPH BY NASA, ESA, J. HESTER AND A. LOLL (ARIZONA STATE UNIVERSITY)) 今から200万年ほど前、地球の近くで巨星が爆発した。アウストラロピテクスなど初期のヒト科が夜空を眺めていたら、きっと満月よりも明るく輝く星が突然現れたことに気づいただろう。青みがかった不気味な光は、日中でも見えるほど明るかったかもしれない。 爆発が起きた場所は地球から約300光年も離れていたので、生物に害を及ぼすことはなかったが、地球にかすり傷も負わせなかったわけではない。その爆発は、鉄の放射性同位体「鉄60」を地球と月に浴びせかけたのだ。 このほど、海底堆積物の中に含まれる鉄60の年代を調べた天文学者たちは
How to watch Polaris Dawn astronauts attempt the first commercial spacewalk
誕生星は、自分の誕生日にちなんだ星のことを指します。 よく知られる誕生石や誕生花と同じものと考えてよいでしょう。 また、あなたの守護星でもあります。 星言葉を心の片隅にでも置いておいてもいいかもしれませんね。
白色矮星が近くの天体を崩壊させている現場が、このほど初めて観測された。崩れていく天体は、今後100万年以内に、白色矮星の表面に金属の塵だけを残して消滅してしまうだろう。(ILLUSTRATION BY MARK A. GARLICK) 白色矮星は、大きさは地球ほどなのに質量は太陽ほどもある高温で高密度の星だ。そんな白色矮星が、近くにある天体を粉砕している様子が、このほど初めて観測された。まもなく破片を飲み込みはじめるだろう。 この発見について報告する論文は『ネイチャー』最新号に掲載された。論文の筆頭著者である米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのアンドリュー・ヴァンダーバーグ氏は、「多くの研究者が、こういう現象が起こっているに違いないと思っていましたが、今回ついに現場を押さえることができたのです」と説明する。 第2の地球を探していたら WD 1145+017はおとめ座の白色矮星で、
二つの恒星が近づき、表面の一部が融合している珍しい2連星を発見したと、欧州南天天文台(ESO)が発表した。このまま融合が進むと、超高速で回転する一つの特殊な巨大天体になるか、二つの連なったブラックホールができる可能性があるという。 この2連星は、16万光年離れたタランチュラ星雲にある「VFTS352」。二つ合わせた質量が太陽の約60倍ある似た大きさの恒星が、地球の1日とほぼ同じ周期でお互いの周りを回っている。中心部の距離は約1200万キロしか離れておらず、巨大な天体としては極めて近い。実際に二つの天体が融合する姿を確認できたわけではないが、位置関係や表面温度などから、一部が融合しているとみられるという。 発表は21日。観測は、ESOがチリに設置した超大型望遠鏡で行われた。米天文学会の専門誌「アストロフィジカルジャーナル」(電子版)に論文が掲載された。(ワシントン=小林哲)
こぎつね座CK。これまでごく普通の新星爆発の残骸と考えられていた。(Photograph by ESO/T. Kamiński) 17世紀にヨーロッパ各地の空で観測された激しい爆発は、どうやら「新星」ではなく、めったに見られない星の衝突だったとする研究成果が23日、学術誌『nature』に発表された。 天文学者たちは長い間、この天体を新星と考えていた。新星とは恒星の表面に起こる爆発のこと。恒星が一生を終える際の超新星爆発に比べると規模は小さい。 ところが発表された論文によると、17世紀の爆発の残骸である「こぎつね座CK」を詳細に調べたところ、二つの星が激しく衝突する際に起こる「レッド・トランジェント(高輝度赤色新星)」と呼ばれる現象であることがわかった。 レッド・トランジェントは比較的珍しいタイプの星の衝突とされる。今回の論文を執筆したヨーロッパ南天天文台のトマシュ・カミンスキー氏による
米国ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのルカ・リッチ氏が率いる研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて年齢およそ1億歳の若い星HD 107146を取り巻く塵の円盤(デブリ円盤)を観測しました。その結果、円盤の外縁部にミリメートルサイズの塵が大量に存在していることを発見しました。その場所は中心星から130億km(太陽から海王星までの距離の約3倍)にも達します。この塵は、小さな天体が衝突して冥王星サイズの天体(微惑星)が作られる際にまき散らされたものではないかと研究グループは考えています。 画像をダウンロード (665KB / JPEG) 画像1. HD107146の周囲のデブリ円盤の想像図。冥王星サイズの天体が周囲の小さい天体と衝突し、塵をまき散らしている様子が描かれています。 Credit: A. Angelich (NRAO/AUI/NSF) 若い星の周囲に見られるデブリ円盤は、惑星形
【2014年1月6日 高橋進さん】 明るい変光星を数か月にわたって肉眼や双眼鏡で眺めると、その光度変化を見て楽しむことができる。長周期で明るさが大きく変わるミラ型変光星のうち主な12個について、2014年の予測グラフをお寄せいただいた。 ミラ型変光星は恒星の脈動によりおよそ100〜500日の周期で5〜10等級ほどの変光を見せる天体です。小さな双眼鏡があればじゅうぶんに観測できますし、場合によっては肉眼でも観測が可能です。そのため何か観測したいという方にはおすすめなのですが、実際には双眼鏡を向けてみたものの見えなかった、という話もよく聞きます。 たとえば、ミラ型変光星の代表星であるくじら座ミラの場合、極大のころは3〜4等級で肉眼でも見えますが、極小期は9等にまで暗くなってしまい、双眼鏡でも観測が難しくなります。 そこで、ミラ型変光星のうち主要な12星について、いつどれくらいの明るさになるかの
概要 アルマ望遠鏡が、今後天文学の様々な分野において革命をもたらすことを予期させる、画期的な画像の撮影に成功しました。若い星おうし座HL星を取り囲む塵の円盤を「視力2000」に相当する史上最高の解像度で写し出したのです。惑星誕生の現場である塵の円盤がこれほどの高解像度で撮影されたのは、今回が初めてのことです。アルマ望遠鏡によって超高解像度撮影が可能となり、惑星の誕生・成長過程の理解が飛躍的に進むと期待できます。多くの天文学者が抱いてきた長年の夢がついに結実したのです。 アルマ望遠鏡による史上最高解像度の観測 アルマ望遠鏡のように複数のパラボラアンテナを結合させて一つの望遠鏡とする「電波干渉計」では、アンテナの間隔を離せば離すほど解像度(視力)が向上します。2014年10月24日、アルマ望遠鏡は過去最大のアンテナ展開範囲15kmで試験観測を行いました(注1)。観測対象となったのは、おうし座の
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