多くの国で遺伝子組み換え作物(GMO)には一定の制約がかけられている。そのGMOが「遺伝子編集」という技術のおかげで変わるかもしれない(TechCrunch)。 遺伝子組み換えは、生物の遺伝子内に他の生物の遺伝子を組み込む技術だ。それに対し遺伝子編集は、その生物の遺伝子の一部を並べ替えるというもので、他の生物の遺伝子は一切利用しない点が異なる。 最新の例はペンシルヴェニア州立大学の植物病理学者Yinong Yang博士が生み出したCRISPRを利用して遺伝子を編集した白いボタンマシュルーム。‘編集’とは生物のDNAのパーツを切って並べ替えること。シュルームに他の生物のDNAをいっさい加えていない。 それでもYang博士はこのマッシュルームが農務省の認可を必要とするのではないかと危惧していた。そこで農務省の動植物健康検査サービス(Animal and Plant Health Inspect