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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (53)

  • 2014年度小谷野賞 - jun-jun1965の日記

    さて、2014年度小谷野賞を発表する。 ・受賞 NHK−BSプレミアム「ワイルドライフ」「巨大魚イトウ王者への道を突き進め」 http://www.nhk.or.jp/wildlife/program/p175.html ・奨励賞 鈴木大介 『家のない少女たち』などの一連の著作 ・特別賞 群ようこ これまでのエッセイスト・作家としての業績に対して ・特別賞 カゴ直利 死去されていたことが判明したため、その歴史漫画の業績に対して 正賞は書籍に対して与えられなかったが、これは考えた末のことで、今のところ、2014年刊行の書籍で、感心した、というものがない。ツイッターで推薦を頼んだのだが反応はなかった。 だいたい、2014年は、書籍よりも、テレビの映像などで伝えられるニュースのほうが面白かった年で、大宅壮一ノンフィクション賞にしても、それをまとめたものである。 紙のかデジタルか、などと議論して

    2014年度小谷野賞 - jun-jun1965の日記
    ustar
    ustar 2015/06/17
    俺の日本史の宣伝が無いので本当にカゴ直利さんが好きだったんだなと思いました
  • ■ - jun-jun1965の日記

    いったいいつから、殺人犯が手記を刊行してはいけないということになったのだろう。では永山則夫は、佐川一政は、木嶋佳苗は、永田洋子は。いやほかにも手記はたくさんある。 つまり少年法によって、二人殺しながら死刑にならなかったのが許せんと言うなら、それは少年法の改正を訴えればいいだけのことで、少年Aがいくら懇願したって死刑にはしてくれないのである。 永山は印税を遺族に支払ったからいい、と言うなら、遺族に支払え、と言えばいい。木嶋はまだ判決は確定していないが、それが質的な問題かどうかは分からない。 永山が文藝家協会から入会を拒否されたことに抗議して退会した柄谷行人、中上健次、筒井康隆、井口時男のうち、三人はまだ生きているが、こういう人たちもネット上リンチの対象にしたらどうか。 見沢知廉なんか、右翼の抗争で一人殺して服役し、刑務所での処遇に不満を述べた著作を出して三島賞候補にまでなったのである。これ

    ■ - jun-jun1965の日記
    ustar
    ustar 2015/06/17
    今回のは遺族の反感込みで商売になってるので下品ではあると思います
  • どっちなんじゃい - jun-jun1965の日記

    どっちなんじゃい - jun-jun1965の日記
    ustar
    ustar 2015/05/26
  • 『ハイジ』続編の驚くべき話 - jun-jun1965の日記

    京大の川島隆さんからヴィスメール『ハイジ神話』を送っていただいた。シュピーリの『ハイジ』をやや批判的に論じたもので、ドイツ語訳から川島さんが訳したものである。 驚いたのは、『ハイジ』には、シャルル・トリッテンの『それからのハイジ』『ハイジの子どもたち』という続編があるのだが、これについて。トリッテンはもともと『ハイジ』の仏訳者だが、その後、何やらシュピーリ自身が書いたかのように(ただし「訳者による」としてある)続編を書き、その中ではシュピーリの別の作品から無断流用していて、さらにこれを英訳した謎の人物があって、『ハイジの子どもたち』は、はじめのほうだけトリッテンの『ハイジと子どもたち』からとったもので、その後は誰とも知れない英訳者の創作だという事実である。 『ハイジの子どもたち』は、1959年に村岡花子が訳しており、これは現在入手やや難、そのあと各務三郎が二点を訳して、今も読まれている。

    『ハイジ』続編の驚くべき話 - jun-jun1965の日記
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    ustar 2015/04/07
    アルプスの山の娘がとにかく説教臭かったので続きを読む気が起こらない
  • ■ - jun-jun1965の日記

    http://murata-kanpo.seesaa.net/article/408277870.html 『バカのための読書術』にアマゾンレビューを書いていたやつ。「イジケタ国家観」というのはどうせ天皇制のことだろうと思い、『天皇制批判の常識』を読め、とコメントしたら、買ったが埃をかぶっている読んでないと返答があった。匿名のやつは相手にしないことにしていたが、この村田恭介という漢方薬局店主であることが分かったので電話した。(10日12時10分)。 ところが「いじけた国家観」とは何かと訊いても「東大出ていてそんな読解力もないんですか」と言い、「天皇制のことだろう」と言っても同じことをくりかえして「不愉快になってくる」と言って切りやがった。不愉快なのはこっちだ。 村田恭介。1950年下関市生まれ。大阪薬科大学卒。著書に『求道と創造の漢方』東明社 1985 長州の村田清風の末裔でもあるのか。

    ■ - jun-jun1965の日記
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    ustar 2014/11/18
    まとめ:アマゾンの書評を書くと著者から電話がかかってきた
  • いやな感じ - jun-jun1965の日記

    加藤直樹の『九月、東京の路上で』という、関東大震災の時の朝鮮人虐殺のが話題であるらしい。私は「そういえば、あれは」と思ったのだが、工藤美代子の『関東大震災 「朝鮮人虐殺」の真実』(扶桑社、2009)である。まあいわゆる「右翼」で、朝鮮人虐殺は、実際に日転覆を狙った朝鮮人がいたので自警団員は正当防衛で作られたのだとするである。これには、山田昭次が『世界』2010年10月号で批判を書いている。それにしても遅い。そして今見たら、工藤のは品切れになって高値がついている。まずいというので絶版にしたのか。それも嫌な話で、工藤も反論して徹底的にやればいいのである。 私は工藤著刊行当時、立ち読みして、非常に嫌な感じがした。そして、あちこちから批判が起き、論争になるかと思っていたら、ならなかった。工藤美代子は、だいぶ前からロイヤリストのウルトラナショナリストになりつつあったのだが、世間はなぜか放置

    いやな感じ - jun-jun1965の日記
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    ustar 2014/11/17
    トンデモ本に突っ込む山本さんみたいなノリ
  • 関西学院大学の闇 - jun-jun1965の日記

    李建志君は、私の後輩である。中央大学を出て東大比較に来た。在日である。ちょうど私が阪大へ赴任する時に修士課程を終えたのだが、私と、つくば国際大学に就職する加藤百合さんの歓送会が平川先生宅であって、その時李君が、「日文化なんてのはみんな朝鮮から来たんですよ」とべらべらしゃべっていて、みな「?」と思いつつ、黙っていたということがあった。 その後、京都ノートルダム女子大学へ赴任したが、いつもジーパンを履いていて、何だか駅前のバンドで演奏でもしているような風体で、もてないもてないと言っていた。 2005年3月、東大の大澤吉博教授が急死した葬儀の時で、帰りに延広先生と三人で事をして、李君が落語に詳しいことを知った。私はそのころ、川柳川柳が好きだったのだが、「ガーコン」といえば川柳で、しかし李君は、古今亭右朝もやる、と言った。へえと思って、しかし右朝が先にやったと聞き違えて、その頃『文學界』に連

    関西学院大学の闇 - jun-jun1965の日記
  • ブラック・ジャックと吾妻ひでお - jun-jun1965の日記

    『ブラック・ジャック』に「ふたりの修二」というエピソードがある。筋は以下の通り。 http://www.kurata-wataru.com/t-osamu/else0001.html この中で、久美の前に現れた修二が、当に男になったのかと問い詰める場面がある。久美は上半身裸になって、「どうだ男だろ」と言うのだが、どう見たって胸がふくらんでいるのである。だが修二は「ねえさんはもともとペチャパイだったからな」とパンツも脱がせようとする。脱ぎかける久美。次のページで、ブラック・ジャックが現れ、「よせ、むだだ」と言う。すると手塚が出てきて、「なんで出て来たんだっ」「せっかくこれからいい場面をかく所だのに」「ひっこめこのジャマ者」手塚は暴れて、「おれかきたいんだーッ」「かくとチャンピオンの売り上げがあがるぞっ」「一回だけかかせろっ」。するとどこかからマンガ用具が飛んできて、「うるさいバカ」「お前こ

    ブラック・ジャックと吾妻ひでお - jun-jun1965の日記
  • 同調圧力の思い出 - jun-jun1965の日記

    中学生の時、冬に同級生の誘いでYMCAのキャンプに参加したことが一度だけある。もっぱらスキーをやるのだが、見知らぬ四人くらいと同級生とで同室になり、いろいろもめた。飯の時は大堂に集まって「ごーはんだごはんーだー、さーあーべーよー」と歌うのである。 二日間スキーの講習を受けて、三日目は別のことをするはずだったのが、スキーに夢中になった連中が、三日目もスキーをやりたいと署名運動をして回った。私らの部屋へもやってきたが、別に私はスキーをやりたくもなかったので、署名しなかった。すると、事どきにそいつらは、署名の成果を報告し、結局三日目もスキーをすることになったのだが、その報告の時にそいつが「反対したのは×室の小谷野君だけでした」とつけ加えたのである。実にいやな気分だった。同調圧力の暴力というのを感じた。キリスト教が嫌いなのは、そのせいだろうか。 - シリカ電球の製造が中止になったのだが、LE

    同調圧力の思い出 - jun-jun1965の日記
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    ustar 2013/12/10
  • 新刊です - jun-jun1965の日記

    あの、題名は編集者がつけたものです。 面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる (幻冬舎新書) 作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2013/09/28メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る訂正 p6「林真理子の『文章読』は単行になっていない」→「『林真理子の名作読』(文春文庫オリジナル)に入っている」 p41「ウィリアスソン」→「ウィリアムソン」 p45「大西巨人の『神聖喜劇』が完成して、 カッパノベルスで」→「ハードカバーで」 p211 「between you and I」→「between you and me」

    新刊です - jun-jun1965の日記
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    ustar 2013/10/02
    確かに題名がなんというかアレです
  • ■ - jun-jun1965の日記

    実はちょっと恥ずかしいので今まで書かなかったのだが、私が『未来少年コナン』を最初の放送の時に観なかったのは、「グラフNHK」で紹介されていたキャラクター一覧を見て、「いじめっ子キャラ」だと思ったからだったのである。現実世界でいじめに遭っていた私は、いじめっ子が出るような話を観たくなかった。 もちろん、ジムシィはそんなキャラではなかったのだが、考えてみると、高畑勲も宮崎駿も、ジャイアンやスネ夫のようないじめっ子は出さないのである。「ハイジ」のペーターでさえ、クララの車いすを崖から突き落とすのをやめてしまうのである。 私は概して、いじめを描くものは、小説でも映画でも好きではない。たとえば『ジェイン・エア』だって、最初のほうは読むのがつらかった。だがこれもそうだが、それが子供の頃のことで、のち成長してそれが解決されるならいい。だが、現実世界では、いじめというのは大人の世界にもあるもので、解決はで

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    ustar 2013/08/31
  • 上田健吾とは誰ぞ - jun-jun1965の日記

    これは「たぞ」と読んでください。 『ウルトラマンがいた時代』が出た時に、間違いが多いという騒ぎになったが、これを「ロケットニュース24」がとりあげて、「著名評論家の特撮に間違いだらけでファン激怒、著者も応戦、しれっとして訂正」という見出しがあった。だが「応戦」とは何か。私が著書の訂正をするのはいつものことである。どうもこの見出しを見て、私が間違いを認めずに怒ったと誤解する向きがあった。 そこでロケットニュース24の運営会社を調べたら、「ソシオコーポレーション」という会社である。 http://rocketnews24.com/about/company/ http://www.socio2001.com/companyOutline.php まずメールを出したのだが返事がない。そこで、ツイッターにロケットニュース24のアカウントがあったので声をかけたが反応がない。そこでここに記してある住

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    ustar 2013/08/29
  • 歴史中二病 - jun-jun1965の日記

    先日、郷和人さんに、「東大史料編纂所の史料だけ使って日史を書いてください」と言っていたのがいて、そんなことができるはずはなく郷さんもそう答えていたが、私は、典型的な「歴史中二病」だなと思ったのである。 はじめ、人は、歴史に書いてあるのが歴史だと思う。次に、『平家物語』のような古典に書いてあるのが歴史だと思う。だがさらに歴史学者のなど読むと、古文書、古記録などが「一次史料」であって、歴史学者はそういうものを、ぐにゃぐにゃ文字から読み解いて研究するのだと思う。そして佐藤進一の『古文書学入門』などを読んで、すげえ、これが当の学問だと思い、小松茂実の古筆学などを知ってさらに興奮し、『国史大系』の端など買いこみ、大河ドラマを観る人間を軽蔑し、自分は歴史の研究の蘊奥を究めたと勘違いし、歴史なら何でも来いだと豪語するに至るのである。 私は英文科にいたころ、図書室で古活字のシェイクスピア全

    歴史中二病 - jun-jun1965の日記
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    ustar 2013/07/03
    Harvard Mark IIに紛れ込んだ虫の実物を見ないと本当のバグ取りができないという話で良いですか?
  • 私のデビュー作(?) - jun-jun1965の日記

    1974年5月31日、小学六年生の時、朝日「小学生新聞」に載ったもの。

    私のデビュー作(?) - jun-jun1965の日記
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    ustar 2013/03/04
  • 新刊です - jun-jun1965の日記

    人のための世界史入門 (新潮新書) 作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/02/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (27件) を見る 訂正 47p「四二・一九五キロメートル」は近代オリンピックで始まった。来は四○キロメートルほど。 50p「属名」→「種名」 64p「主権者が」→「国の代表が」 80p (カストラートは睾丸だけ切った) 102p 「ノルマンディー侯位」→「公位」 119p「ケプラー」→「コペルニクス」 126p「医学や法学もリベラル・アーツ」→「数学や天文学」 133p(『キャンディ★キャンディ』のジョルジュはフランス人か)『小説キャンディ・キャンディ』新版によると、先代アードレーがフランスから連れ帰ったもの 144p「皇帝がプリンチペ」→「プリンケプス」 178p「ヴァージニア植民地」→「東海岸」 18

  • ■ - jun-jun1965の日記

    http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20121130 ここで書いた杉並図書館のかっこ入りふりがな問題は、図書館の意見箱に入れておいたのだが、図書館員から、これは入力ミスで、直しておきますと言われた。私は、いやおそらくほかにもこういうのはあるはずだ、と言ったのだが、多分理解していないだろうと思っていたら案の定で、 『日(にっぽん)永久占領』というのが、やはり「日永久占領」と入れると出てこない。埒が明かないので中央図書館へ電話して言ったら、「これは「にほん」と「にっぽん」の違いを…」などと説明し始めるのだが、そんなことはどうでもいいので、検索できないということが問題なのである、と割と強い口調で言ったらようやく理解したようだった。 これはNDLが「私(わたし)が弁護士になるまで」のような記述をするようになった影響だと思うのだが、NDLは「私が弁護士になるまで」

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    ustar 2013/01/19
    図書館の検索システムは本当に使いづらい
  • ■ - jun-jun1965の日記

    さて、もうだいたいばれているだろうが、私は川端康成伝を書きあげた。刊行は年明けになる。調査の途中、Fさんという同年くらいの研究者の方の知遇を得た。その後で分かったのだがFさんは大学時代の級友の知人であった。さて『文芸日女道』という同人誌があり、「ひめじ」と読んで、姫路で出している。 http://bunren.himegimi.jp/himebun5.html これに森穫(おさむ)という、今年70になる、元賢明女子短大教授が、川端伝を五年くらい連載していて、Fさんがこれを送ってくれた。ただ、それまで調べたこと以上に大した新事実はなかった。森は第一回を書いたあとで、羽鳥徹哉の『川端文学の基底』を教えられて読んだ、と書いていて、この羽鳥著は、川端の子供時代に関する詳細な基礎研究なので、これを読んだこともなしに伝記の連載を始めたのか、と呆れた。 ところが六月、川端研究会で森に会ったFさんが

    ■ - jun-jun1965の日記
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    ustar 2012/10/03
    周りの話が充実し過ぎてて本を読む前にゲップが出そうですね
  • ■ - jun-jun1965の日記

    以下、図書館というのは公共図書館なのだが、教育学のは、鉛筆の書き込みが大変多い。私は図書館に鉛筆の書き込みがあると、それを消すのが趣味なので、必要もないのに消すために借りてきたりする。談志師匠が写真のへりを切るのが好きだったのと似た奇癖であろう。 全体にわたって傍線やらかっこやらが書き込んであると、おのずと消しながら読むが、実にくだらないことが書いてある。だいたい70-80年代のものだが、受験競争の弊害とか、叱ることとかしつけとか、教育ママとかマスコミの影響とか、まあ新聞に書いてあるようなことしか書いてなくて、時おり西洋の学者の言葉が引用されたりする。学問的価値はゼロに近い。『青年心理』とか『児童心理』とかいう雑誌に、こういうものが載るらしい。 すると、私の目には、この書き込みをした人の姿が浮かんでくるのである。30代半ば、短大卒くらいのお母さんで、子育てに悩み、かといって家は貧しく

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    ustar 2012/09/07
  • ■ - jun-jun1965の日記

    昨日、割と分厚い、250枚くらいある製原稿が届いた。未知の人である。私小説であるから、出版社へ紹介してくれというのである。裏表印刷で縦書きの横長判である。「あとがき」が長くて、これまで五十軒以上の出版社へ持ち込んで断られた経緯が書いてある。 要するに「キ」なのだが、時おり私に送られてくる、ネットをそのまま印刷して製した、といった格的「キ」ではない。一応文章の体裁は整っている。中卒で、40代か50代だろうが、今のところ生年とか、(がいる)とどう知り合ったか、といったことは書かれていない。今のところ、というのは、全部読んでいないからである。 まずこの方、私が書いたものを全然読んでいないらしい。こないだのH君もそうだったが、この方の場合、あちこちへ原稿を持ち込み、相手が内容について怒った、とかその類のことをあとがきにつけたしてどんどん長くするのが趣味らしいので、返事はしないことにした。

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    ustar
    ustar 2012/09/06
    「だいたい、自分の小説を本に出来ないでブログに連載している私」むしろ先を行ってますよ先生
  • ある種の人々 - jun-jun1965の日記

    私がカナダから帰ってきた翌年か、ふらりと川先生のゼミに出たら、修士の学生が萩原朔太郎の発表をしていて、それがH君だったのだが、その後聞くところでは、修士論文準備中に精神を病んで、中間発表の時に教官から「君、大丈夫か」と言われたほどで、結局三年後にようやく修論を出したが、それからどうなったかは知らずにいた。 すると四、五年前だったか、彼から手紙だかが来て、実家にいて高校教師をしているが、自分のうつ病体験をもとに論文を書きたいと言う。それでメールでやりとりして、うつ病だからといって、精神医学をやったわけでもない者が論文を書いてもしょうがないのではないか、それくらいなら体験に基づいた小説を書いたほうがいいのじゃないかと私は言った。そのあと、あいさつ代わりに私の新刊を送ったのだが、するとお礼メールが来たのはともかく、今後は買いますから送らなくていい、ということで、私としては、 (いや、一度だけの

    ある種の人々 - jun-jun1965の日記
    ustar
    ustar 2012/08/27
    ずれてるかもしれませんが虚構の社会とかかわっているような人はたまに居てとても苦手です