子供が教員らから性的な被害を受けるケースが相次いでいる。教職員の人事権を持つ都道府県、政令市の教育委員会は懲戒処分基準を作成するなどして対策を強化しているが、「わいせつ行為が発覚して処分に至ったケースは氷山の一角」との見方は根強い。教育関係者からは、処分の一層の厳格化に加え、子供たちに「泣き寝入り」しないよう促す指導や、被害を受けた児童生徒のケアにあたる専門家の雇用を求める声があがっている。■メールで「みんなには内証」 部活動で足をくじいた女子生徒に対しマッサージを始めた男性教員。行為はエスカレートし、やがて足の付け根まで触り始めた。その後、生徒の携帯電話に教員から「みんなには内証」とメールが届く…。 セクハラ被害に関する子供たちからの電話相談に応じているNPO法人「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク」(大阪府守口市)は今月、寄せられた複数の相談をもとにこんなドラマ仕