ETCカードを不正に使い、正規の高速料金を払わなかったとして、岐阜県警は24日、愛知県春日井市上条町4丁目、運送業林宗生容疑者(47)を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕し、送検したと発表した。県警によると、ETCの「キセル」容疑での逮捕は東海3県で初めて。「(通行料を)安くあげたかった」と供述しているという。 発表によると、林容疑者は8月2〜3日、ETCを不正に使って、名神高速の西宮インターチェンジ(IC)―関ケ原IC間の料金6400円のうち、800円しか払わなかった疑いがある。 往路は、一宮ICから高速に入ったが、茨木ICで料金を払う際に「機械に不具合があった」と言い張って、料金を現金で払った。復路は一宮ICよりも手前の関ケ原ICで降り、一宮ICから入った記録の残るカードを使い、走行距離を短く装ったという。