そして読み込むということは、書いた人の真意、また書いた人さえも気づいていないおもしろさの本質に迫る作業なのです。人はえてして、自分のセンスに合致する要素を無意識に探しています。実用書を読んでいてもよくあるでしょう。「わかる、わかる」ってところだけを記憶して、自分に理解できないところは流し読みしてしまうこと。せっかく新しい知識を身に付けようと読んでいるのに、一体全体これは、どういうことなのでしょうか? ちょっと話がずれましたが、とにかく新しいこと、おもしろいことというと、これまでと違ったものを目指しがちです。しかし長年一線で生き抜いてきたおふたりは、人々がわかる内容の中で、新しいことを考えろ!と示しておられます。形に惑わされず本質をつけ、ということなのだと思います。 正直、「サラリーマンNEO」を担当していた数年前の僕は、人と違うことをしている、これまでとは違うということだけで満足をしていま