舞-HiME、舞-乙HiMEを手がけた小原 正和が監督となり、サンライズが再び送る美少女てんこ盛りアニメということで、それなりに期待されていた「宇宙をかける少女」ですが、放送開始から4ヶ月以上が過ぎ、20話を迎えた今でも未だに迷走感漂っていて、このまま残念な出来で終わりそうなので、その原因について似たような境遇にありながらカルトな人気を得るに至った「キスダム」と比較して考えてみようかなと。 結論は二つ。「ダメならダメで思い切ってやり直す」「主人公は物語を引っ張る強度がないと邪魔なだけ」 「そらかけ」の問題点 失敗の理由としては、序盤の第4話でシリーズ構成の花田十輝が降板したりして、制作現場の混乱が尾を引いているのは間違いないところで、たしかに彼が脚本を担当していた序盤は、素人目にも明らかにおかしく感じられるところが多々あったのも事実。 具体的には、経緯の説明や動機付けがろくにないままに主人