「私は長い道を歩き続け、多くの苦労を重ね、この博士論文をようやく提出することができた。学生として22年間歩んできた道は、風雨に打たれ、ぬかるみ、数々の困難があった。まるで一場の夢の如く、つい昨日ようやく家族皆で一緒に過ごしたかのような感覚にすら襲われる」と、ある論文に書かれていた「謝辞」の内容が最近、中国のネットで話題となっている。この論文の著者がつづっている山あいにある実家を離れ、過酷な運命と立ち向かってきた様子に、多くのネットユーザーが心を揺さぶられている。 中国科学院は18日、微博(ウェイボー)の公式アカウントで、この「ヒューマンコンピュータインタラクション機械翻訳方法の研究と実現」というタイトルの論文の著者は、2017年に中国科学院大学を卒業した工学博士の黄国平(ホアン・グオピン)さんであることを明らかにした。 黄さんは博士論文の「謝辞」の中で、「実家は山あいにあり、母親は私が12