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ブックマーク / www.cinra.net (9)

  • 『虎に翼』制作統括インタビュー。出産場面や玉音放送を描かなかった理由、憲法のシーンに込められたもの | CINRA

    伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』。日初の女性弁護士、のちに裁判官となった三淵嘉子の実話をもとにしたドラマで、SNSなどを中心に反響を呼んでいる。 第9週(5月27日〜)は激動の展開だった。終戦を迎え、寅子は兄・直道や父・直言、そして夫・優三を失ってしまう。失意に暮れる寅子だが、公布された日国憲法をきっかけにもう一度法曹界の道へ踏みだすことを決意する。 「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない」。寅子が読んだ憲法第14条の条文にはこう書かれている。 「モデルとなった三淵さんにとっても、主人公の寅子にとっても、日国憲法は人生における最も重要なターニングポイントだった」と制作統括の尾崎裕和は話す。作の魅力や画期性について、合同取材で聞いた。 ―優三さんが出征するときの寅子とのやりと

    『虎に翼』制作統括インタビュー。出産場面や玉音放送を描かなかった理由、憲法のシーンに込められたもの | CINRA
  • ロシアに残ると徴兵の恐れ、移住先からは「出て行け」の声。母国を去ったスケーターたちの苦悩 | CINRA

    ロシアによるウクライナ軍事侵攻が3年目に突入。2024年の2月にカメラマンの児玉浩宜はウクライナを訪れ、若いスケーターたちのコミュニティを取材した。若者たちは、戦争中にもかかわらず、スケートボードに乗る。それは遊びではなく、彼らにとっての「自由」を示す意思表示だった。 そんなスケーターたちの姿に心を打たれた児玉が次に向かったのは、セルビアの首都ベオグラード。旧ユーゴスラビアを構成していたこの国で、奇しくもウクライナの敵国ロシアから来たスケーターたちと出会う。

    ロシアに残ると徴兵の恐れ、移住先からは「出て行け」の声。母国を去ったスケーターたちの苦悩 | CINRA
  • 連帯って何だろう? 高知市のフェミニズム書店主が語る、ゆるくつながる面白さ | CINRA

    四国は高知の中心部で、フェミニズムに関する書籍を中心に取り扱う屋がある。2020年に開店した「フランクに書店」は、高知市出身の中上曜子さんが店長を務めている。中上さんが夫婦で運営する居酒屋の壁からスタートした。 4人の娘を育てる母でもある中上さんは、世間のいう「理想の母親像」の抑圧に苦悩し、「自分が生きるために書店を始めた」と話す。言語化できなかった苦しみは、数々のと出会うことで、霧が晴れるように消えていった。 書店だけではなく、ゲストを招いたトークイベントや語らいの場「スナックおんな」、そして今年2月には仲間とともにZINEを発刊するなど、さまざまな企画を実現している。そんな中上さんにインタビューし、書店を立ち上げるまでのストーリーや連帯について考えることなど、語ってもらった。 「フランクに書店」は、新型コロナウイルスが猛威をふるっていた2019年にオープンした。 同書店は、中上さん

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  • 三宅唱監督『夜明けのすべて』インタビュー。「恋愛」ではない人同士のつながり、ふたりを見守る人々 | CINRA

    瀬尾まいこの同名小説を原作とした三宅唱監督の最新作『夜明けのすべて』が、2月9日から公開される。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で共演したSixTONESの松村北斗、上白石萌音が主演を務める作では、重いPMS(月経前症候群)を抱える藤沢さんと、パニック障害を持つ山添くんが同じ職場で働きながら、次第にお互いのことを知り、つながっていく様子が描かれる。第74回ベルリン国際映画祭【フォーラム部門】に正式出品が決定し、世界からも注目を集めている。 三宅監督は「ふたりが魅力的で、そして恋愛で解決する話ではないのがいい」と企画当初から考えていたという。大きなドラマこそないが、観た人の心をたしかに揺さぶるこの作品に秘められたものとはなんなのか。作家の鈴木みのりが、三宅監督へのインタビューを通じて綴る。 雨の降る駅前で、月に一度のPMS(月経前症候群)で苦しむひとりの女性の姿。主人公のひとり藤沢さん(上白

    三宅唱監督『夜明けのすべて』インタビュー。「恋愛」ではない人同士のつながり、ふたりを見守る人々 | CINRA
  • 松本大洋「漫画を嫌になりたくなくて」。メール取材で明かす『東京ヒゴロ』でも描いた創作の苦悩と喜び | CINRA

    『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『Sunny』『ルーヴルの』など数々の名作を世に送り出し、多くの漫画家やクリエイターに影響も与えてきた松大洋。そんな松の最新作『東京ヒゴロ』が、2023年10月発売の第3巻で完結を迎えた。主人公である50代の漫画編集者を中心に、創作への葛藤や情熱を抱えたさまざまな漫画家と編集者の「漫画愛」「創作の哲学」を描いた作。 松大洋は、なぜいま、漫画家として35年以上ものキャリアを重ねてきたなかで、自身の職である「漫画」を真正面から題材に選んだのだろうか。作に通じる松自身の「漫画」に対する愛情・創作論・哲学……なども探りたく、メールで取材を依頼したところ、12個の質問に対してテキストで想いを綴ってくれた。 「漫画を好きかどうかもわからなくなりそうで、つらかった時期もあった」と明かしてくれた松が、それでも漫画の創作を続けられた理由とは? 稿では、松

    松本大洋「漫画を嫌になりたくなくて」。メール取材で明かす『東京ヒゴロ』でも描いた創作の苦悩と喜び | CINRA
  • 「私って動物やったんやな」。カナダでがんを経験した西加奈子が語る、自分の身体を取り戻すまで | CINRA

    2021年、長期滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された作家の西加奈子。乳がんの発覚から治療を終えるまでの約8か月間を書いた著者初のノンフィクション作品『くもをさがす』は、2023年4月に刊行されて以来重版を重ね、同年11月に丸善ジュンク堂書店による『書店員が選ぶノンフィクション大賞 オールタイムベスト2023』大賞を受賞した。 西は作品のなかで綴る。「乳がん」という病を通じて向き合った、自分自身の肉体と精神のこと。「こうあるべき」という社会の視線から解放された心地よさ、自分をわかったうえでの自己責任によって気づかされたこと。作品内の「あなたの身体のボスは、あなただよ」という言葉にはハッとさせられる人も多いだろう。 賞の受賞式典後、西加奈子が考え続けてきた「自分の身体を取り戻すこと」について話を聞いた。 ─『書店員が選ぶノンフィクション大賞 オールタイムベスト2023』大賞の受賞、おめで

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  • 小泉今日子の生き方に、見汐麻衣が教わったこと。仕事に生活、30代までをどう生き、40代をどう迎える? | CINRA

    シンガー / ソングライター見汐麻衣、初の著作となるエッセイ集『もう一度と暮らしたい』が、2023年5月の発売以来、各地の書店でひそかなロングセラーとなっている。 2009年ごろから彼女が書き溜めていた30数篇のエッセイに書き記されているのは、彼女の幼いころの出来事への淡くビターな追憶や端正に選び抜かれた美しい言葉だ。ミュージシャンとしての彼女のありように惹かれた人以外にも読者が広がっているのは、30代から40代へと自分のやるべきこと、やりたいことを考えながら表現者として生きてきたひとりの人間(あえて女性と言うか)の眼差しが響くからだろう。 『もう一度と暮らしたい』の帯にコメントを寄せた小泉今日子も、見汐のそんな文章に心動かされたひとりだ。そして、見汐も幼いころから、歌手、俳優、プロデューサーなどさまざまなかたちで表現に関わり続けてきた小泉を意識し、自分の少し先を生きるロールモデルのよ

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  • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

    「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一映画が、日では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

    ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA
    yamamototarou46542
    yamamototarou46542 2023/10/29
    アメリカという国家と人民の欺瞞を良くあらわしてるとは思うが、この問題や表現はタブーにすべきではない/アメリカ企業の経営判断の問題(おそらくは)を日本社会や日本人の問題にすり替えられるのは納得できない
  • 漫画家・瀧波ユカリが描く、パートナーとの避妊。話し合って考える「ピル」という選択肢 | CINRA

    女性のビジネスキャリアやライフプランにおいて、悩みを抱える人も多い妊娠のタイミング。そのうえで、避妊(*1)に有効な薬が「ピル」だとなんとなく知っていても、実際にはハードルの高さを感じて服用に踏み切れない女性もたくさんいるはず。また、「ピル」に関して男性側の理解度も、一般的に浸透しているとは言えない現状もある。 今回、ピルを用いた避妊にまつわるエピソードを、『モトカレマニア』『わたしたちは無痛恋愛がしたい 〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜』などの作者として知られる漫画家の瀧波ユカリに描いてもらった。女性にとって、思い描いているキャリアを歩むうえでも、パートナーとより良い関係を築くうえでも、理想的な避妊のあり方とは? 避妊について、若い頃の私は相手と話し合いをしたことがあっただろうか。思い返してみると、私がしていたのは「話し合い」ではなく「お願い」だったように思う。「ゴムつけてね」と言

    漫画家・瀧波ユカリが描く、パートナーとの避妊。話し合って考える「ピル」という選択肢 | CINRA
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