ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (8)

  • 物理が大好きな学生に脳科学を教えたらこうなった HONZ特選本『メカ屋のための脳科学入門』 | JBpress (ジェイビープレス)

    「なぜわざわざ特別にエンジニア向けに脳科学入門が書かれなくてはならないのか? 一般人向けに書けばいいではないか」と疑問を抱くかもしれないが、なるほどもっともな話ではある。 それはまず第一に、著者が東京大学工学部の機械系、情報理工学研究科、工学研究科で講義を受け持っている、機械系かつ生物学系の研究者であることに起因している。 物理と工学が大好きで、それに反して生物に興味がない──むしろ嫌いな──エリート・エンジニアの卵らに生物よりの脳科学を教えなければならない著者がとった方法は、神経細胞が大脳にはいくつ、小脳にはいくつ、といった暗記科目的な形式ではなく、構造領域から機能領域へのアプローチ=リバースエンジニアリングを通して「脳って機能的にできてるんだなあ」と驚きを与える事だったのだ。 “エンジニアは、どういうときに脳に感動を覚えるだろうか? 筆者の個人的な経験からすると、「へえー、脳は良くでき

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  • 涙ぐましい努力をしても報われることのないドイツ 託児所、育児金、子供手当て・・・でも出生率は上がらない | JBpress (ジェイビープレス)

    そもそもことの初めは、2007年、当時の家庭大臣、フォン・デア・ライエン氏が、世の女性が仕事と子育てを両立させられるようにと、ドイツ全国で託児所の大増設を目指したことだった。この家庭大臣自身が、7人の子供の母親という傑女でもある(現在は労働大臣)。 「仕事と子育て」両立のための政策は社会主義的? ところが、まず、各州がこれに抵抗した。ドイツでは教育問題は州に委ねられており、教育に関しては、予算も主導権も州政府が握っている。アビトゥア(ギムナジウムの卒業試験と大学の入学資格試験を兼ねた非常に大切な一斉試験)さえ州単位で行い、まだ全国一律になっていないほど、州の独立性は高い。 そんなわけで、「国が託児所を作れと言うなら、では、そのお金を出してもらいましょう」。つまり、口を出すならカネも出せというのが、平たく言えば、各州の言い分だった。 しかし当時、この問題は、予算にとどまらず、さらに波紋を広げ

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  • ついに新生児の3分の1が婚外子になったドイツ 旧東独なら61%、でも未婚の父の権利強化には疑問符 | JBpress (ジェイビープレス)

    そう言えば今のドイツでは、若い男女が夫婦のように暮らしていても、誰も自動的には、彼らが結婚しているとは考えない。 それが学生ならまだしも、40歳近くになってもずるずるとそのまま夫婦のように暮らしているカップルも結構多い。結婚しないうちに倦怠期に入りそうだ。 一昔前の日では、こういうケースは住民票に続柄“(内縁)”と書かれ、何となく極道のっぽい、反社会的なイメージがあった。しかし、ドイツ社会ではすでに籍が入っていなくてもパートナーは公式に認められる存在となっている(ただし、しょっちゅう入れ替わる相手ではなく、固定の相手でなくてはならない)。 そういう事情なので、現在のドイツでは、婚外子と言っても、別にわけありでも何でもない。ごく普通の、籍の入っていないカップルの間に生まれた子供というだけの話だ。父親が一緒に暮らしていない場合でも、たいていはパパの存在ははっきりしている。 婚外子を特別視

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  • 激変するアジア社会:結婚しない女性たち

    (英エコノミスト誌 2011年8月20日号) アジアでは、女性が結婚を望まなくなっている。その社会的な影響は深刻だ。 今から20年前、はっきりした「アジア的価値観」は存在するかという議論が巻き起こった。その際、注目を集めたのは、民主主義はアジア的価値観には含まれないとする独裁者たちの怪しげな主張だった。 だが、さほど注目されなかったかもしれないが、より興味深い意見として、アジアでは伝統的な家族の価値観が欧米より強く、それがアジアの経済発展の一端を担っているという主張があった。 シンガポールの元首相で、アジア的価値観の熱心な提唱者であるリー・クアンユー氏の言葉を借りれば、中国人の家族は「学問、努力、倹約、将来の利益ために今の楽しみを先延ばしすること」を奨励するという。 表面的には、リー氏の主張は今でも説得力を持つように思える。アジアの大部分では結婚することが当たり前で、婚外子はほとんどいない

  • なぜ米国では3人に1人が帝王切開なのか | JBpress (ジェイビープレス)

    先進国の中で乳児死亡率がもっとも高い国は米国だ。生まれてから1カ月以内に乳児が死亡する確率は、日の3倍。新生児集中治療室と専門家の数が、世界で最も充実している国であるにもかかわらずだ。 その米国で、帝王切開で子供が生まれる率が史上最高となった。全体の32%、つまり3人に1人は帝王切開で出産していることになる。今や、全国の病院で行われる手術のトップは帝王切開となった。 産婦人科の医師らによると、これは異常な数字だという。WHO(世界保健機関)は、米国の医療水準だと、全出産の15%ほどというのが妥当だという。 なぜ米国では毎年帝王切開の率が高くなっているのであろうか。 自然分娩を知らない国民 ここ数年、女優や歌手などの著名人や、都市部、特にマンハッタンやロサンゼルスなどに住む女性はこぞって「セレブ出産(Designer Birth)」を選ぶのがステータスとなってきた。 日にちを決め、その日に

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  • 子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」 | JBpress (ジェイビープレス)

    私は家庭内では、主夫として家事全般を引き受けている。さらに、結婚に際しての姓に変わっているわけで、日人男性の中では珍しい生き方をしているのだと思う。 もっとも、当人としてはさほど珍しいことをしているつもりはなくて、生活が珍しいものになってしまっては大変である。 上の子供が生まれてからもうすぐ15年になる。それだけの年月、来る日も来る日も洗濯や買い物や料理をしてきたおかげで、いずれの腕前もの追随を許さない高処に到達しているのだけれど、それを素直に喜べないのはなぜなのか? また、私自身は普通だと思っていても、主夫という存在が少数派であることにかわりはない。 すっかり顔馴染みになったスーパーの店員さんたちからは、「当にエラいですよね」と折に触れて感心されて、そんなエピソードを旧知の女性編集者に話すと、「あたしたちだと、やって当たり前ですからね」と皮肉を返される中で、私は日々の暮らしを送っ

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  • 女は子宮で男を選ぶ、危うし!草食系 科学者が6つの実験で明らかにした女の本心 | JBpress (ジェイビープレス)

    前回は、女性がその人の子供を産みたいと思う男性と、結婚したい男性がかなりな確率で違うということを説明してきました。今回は、女性が妊娠しやすい時期、つまりその人の子供をつくりたいと思う時期にどんな男性が好まれるのかを見ていきましょう。 「妊娠しやすい時期にどんな男性が選ばれるのか?」に関して、実験結果を披露しながら解説していきます。既に判明しているだけでも、6つあります。 その1 妊娠しやすい時期は「男らしい顔」が好きになる 性周期と男性の好みについて、最も早く研究が行われたのは、男性の「顔」との関係です。人間の顔は性淘汰の賜物です。顔は個別認識を可能にし、異性を惹きつけるのに最も容易な訴求ツールです。 言葉を交わさなくても(聴覚)、体臭を嗅がなくても(嗅覚)、キスをしなくても(味覚)、セックスをしなくても(触覚)、見ただけで(視覚)相手がある程度分かるものです。 人は「見た目」が9割とか1

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  • 出生率と生活水準:生む子を減らせ  JBpress(日本ビジネスプレス)

    世界は今後2~3年以内に(もしそれが既に起きていないとしたら)、1つの節目を迎える。人類の半分が、自分たちを置き換えるだけの子供しか持たないようになるのだ。すなわち、世界の半分で特殊出生率が2.1かそれ以下になるということだ。 2.1というのは「特殊出生率の人口置換水準」、国の人口の伸びを鈍らせ、最終的に一定の状態にする魔法の数字だ。国連人口部によると、2000~2005年には、世界の全人口65億人のうち29億人が、出生率が人口置換水準並みかそれ以下の国に暮らしていた。 その数は2010年代初頭に70億人中34億人にまで増加し、2010年代半ばには50%を突破する見通しだ。これらの国の中には、ロシアや日だけでなく、ブラジル、インドネシア、中国、そしてインド南部も含まれる。 出生率が人口置換水準へ向かう流れは、歴史上、最も劇的な社会変化の1つだ。それは今年イランで起きた宗教的指導者に対する

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