横断歩道を渡ろうとする歩行者に対してクラクションを浴びせるーー。そんなドライバーに対して「運転免許返納すればいい」と憤るブログ記事が、はてなブックマークで話題となった。 ブログ主は、信号のない横断歩道で、ベビーカーを押している母親らしき人に対して、クラクションを鳴らす自動車を目撃。ブログで「そもそも車は横断歩道に歩行者がいたら止まるべきなんじゃないの?」と指摘していた。 車が横断歩道で一時停止しないことは、法的にはどんな問題があるのか。道交法に詳しい木野達夫弁護士に聞いた。 ●横断している人がいた場合、自動車は停止する義務がある。 「法律違反にあたります。道路交通法38条によれば、横断歩道の付近に、明らかに人や自転車がいない場合以外は、原則として自動車に徐行義務があります。ただし、信号機つきの横断歩道で、『車道が青、横断歩道が赤』という状況で、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいない場