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ブックマーク / libertypressjp.blogspot.com (2)

  • 佐伯啓思『自由と民主主義をもうやめる』

    自由と民主主義をもうやめる 詭弁による自由主義批判 詭弁の一種に、相手が主張していないことを自分の都合のよいように表現し直し、論破することで、あたかも相手の主張を論破したかのように見せかける手法がある。「藁(わら)人形論法」という。書で著者は、その詭弁を用いている。 戦後、日的価値に代わってアメリカ型の自由民主主義が持ち込まれたとして、著者はこう批判する。「自由が無条件に大事だと言ってしまうと、とんでもない『悪』をなす自由も認めることになります」。これが藁人形論法である。 自由至上主義者といわれるリバタリアンでさえ、「とんでもない『悪』をなす自由」を認めたりしない。前提として、「正当な理由なく他人の生命・身体・財産を侵害してはならない」という明確なルールがある。非侵害公理と呼ばれる。 その意味で、自由を「無条件に」許すべきだと主張する自由主義者など存在しない。つまり著者は、相手が主張し

    佐伯啓思『自由と民主主義をもうやめる』
    zakinco
    zakinco 2016/10/20
  • 社民主義者ハイエク

    *Hans-Hermann Hoppe, Why Mises (and not Hayek)?(「なぜミーゼスなのか(なぜハイエクではないのか)」より抜粋。 ハイエクは古典的自由主義者ではない。実際は穏健な社会民主主義者(moderate social democrat)である。だから今の社会民主主義の時代には、「尊敬すべき」で「信頼できる」学者とみなされる。 ハイエクによれば、政府は必要である。法の執行(law enforcement)や外敵に対する防衛だけでなく、「高度な社会では政府はその権力を用い、課税で資金を集め、市場が(適切に)提供できない多くのサービスを提供しなければならない」という。 政府の役割(government functions)はそれだけでなく、最低限の収入の保証、公共事業、学校や研究への資金提供、建築法規や品法の執行、一部職業の認可、危険物の販売規制、生産工程の

    zakinco
    zakinco 2016/09/26
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