女性専用更生保護施設・理事長と職員にインタビュー 女性受刑者の約8割が窃盗と覚せい剤 更生保護施設に聞く、犯罪歴を持つ女性の社会復帰への道 平成25年版の「犯罪白書」(法務省)によると、女性の受刑者は平成24年に2,225人、20年前の約2.4倍に増加しています。そのうち約8割が窃盗と覚せい剤取締法違反で占められています。特に覚せい剤は再犯率が高く、出所後の処遇について課題も多いのが実情です。 彼女たちのなかには、刑務所を出たあとに身元の引受人がいないケースも少なくありません。そんな人たちに一定期間居住場所を与えて、更生を手助けする「更生保護施設」が存在します。国からの委託費で運営する同施設は、全国に104か所あり、そのうち女性が入れる施設が14か所、女性のみを受け入れる施設は7か所となっています。 今回は東京都にある女性専用の更生保護施設の理事長をはじめ、職員の皆さんに入居した女性たちの