89 舞踊記譜法 − −用途、歴史、分類、そして応用 (本学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー)中村美奈子 1.舞踊の記録 1.1 舞踊記録法と記譜法 舞踊を記録する様々な記譜法がある。それらは、 VTRやフィルムによる舞踊の記録が容易に行える ようになった現在でも、依然として利用され続けて いる。たしかに、映像による記録だけでも用が足り るものに関しては、映像記録へと置き換わってきて いると言えるかもしれない。しかし、舞踊には、映像 だけでは、記録できないものがある。これを記述す るのが,舞踊記譜法である。 言語との比較で考えれば、舞踊のVTRなどでの 記録は音声言語のテープレコーダでの記録に対 応し、舞踊記譜法は、テキストに対応する。 1.2 舞踊記譜法の用途 舞踊譜について説明する際に、西洋近代の楽 譜である五線譜を引き合いに説明すると、理解さ れることが多い。楽譜は、「時間
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く