大相撲、モンゴル出身の新横綱・日馬富士を通じて神奈川県秦野市がモンゴルのウランバートル市に救急車を贈ることになり、8日、贈呈式が行われました。 秦野市にある出雲大社相模分祠は、日馬富士のしこ名を名付けたゆかりのある場所で、贈呈式は新横綱・日馬富士の奉納土俵入りに合わせて行われました。 式では秦野市の古谷義幸市長から日馬富士とモンゴル大使館の職員に、救急車の目録と鍵が手渡されました。 市長は「ここから3000キロ離れたモンゴルの地で救急車が再び活躍できることは有意義だ」とあいさつしました。 救急車は秦野市消防本部で9年間使われた1台で、日馬富士と日馬富士が支援するNPO法人を通じて、ウランバートル市の救急医療センターに贈られます。 贈呈式のあと日馬富士は「皆さんの協力のおかげでモンゴルに救急車を寄付できることになった。1人でも多くの人の命を助けることができたらうれしい」と話していました。