中国・桂林で、日本軍性奴隷制被害者になった韋紹蘭(イ・ショウラン/ウェイ・シャオラン)さんが2019年5月5日、逝去されました。享年99歳でした。 韋紹蘭さんは、1944年11月、幼い娘とともに日本軍によって拉致され、性奴隷にされました。命からがら逃げ出し、故郷の村に戻った韋紹蘭さんは、日本兵との間にできた子どもを出産。息子の羅善学(ラ・ゼンガク/ルオ・シャンシュエ)さんは、村人から「日本軍の子」と呼ばれ、差別を受けました。韋紹蘭さんと羅善学さんは戦後、周囲の社会から隔絶された環境で苦しい生活を強いられます。 KIBOTANE CINEMA Vol.5では、韋紹蘭さんへの追悼の意を込めて、彼女を含む4ヶ国5人の被害者の証言を集めたドキュメンタリー映画『終わらない戦争』を上映。戦時の被害体験、戦後の人生について知り、被害者が求めた“真の謝罪”とはどんなものであったか学びました。上映後には、早