僕はいわゆるスーパーカーブーム世代でして、ガキの頃はすり切れるほどスーパーカー図鑑を見ていた。 御多分にもれずフェラーリ512BB、カウンタックLP400、ポルシェ911が好きだったし、ランチア・ストラトスとか、ミウラとかイオタも大好きだった。本当に鼻血でるほど好きで、最高時速だとか馬力だとか全部覚えていたし、ミニカーは全部持っていた。でも、僕みたいなやつはいっぱいいて、たまに開かれていたスーパーカーショーなるものは鼻水垂れたガキで溢れてかえっていたし、スーパーカークイズなるテレビ番組もあったくらいだ。 「オレは絶対将来スーパーカーに乗るんだ」 というのは僕の子供の頃の夢だったわけで、小学生の文集をみていたら 「いろんな車に乗れるから中古車やさんになりたい」 と書いてあった。今見ると馬鹿っぽくて残念であるが、当時は本気だった。 で、結局そのまま大人になってしまい 「いい車乗りたいから、お金