光市事件の最高裁判決のニュースや新聞記事で、いわゆる「友人」からの手紙のことをいまだに取り上げていました。 この手紙についてはすでに書いていますが、まとめてみたいと思います。 「友人」とはたまたま拘置所で一緒になった人であって、中学や高校の友だちではありません。 手紙のやりとりをした当初は、テレビゲームやマンガ、家族のことや下ネタといった他愛もないこと、あるいは強がりやかっこつけが中心で、反省の言葉もつづられています。 ところが、「友人」は警察に脅され、手紙を提出します。 「出所してしばらく経ったころ、自宅に僕が起こした傷害事件の担当刑事と、光市母子殺害事件を担当する刑事が訪ねてきました。『最近どうだ』『ちゃんと仕事しているのか』というひととおりの挨拶が終わったところで、本題が切り出されました。『ところでお前、光市の事件の犯人と文通しとるのう。検察側から要望がきとる。1点の真実でいいから、