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書評と音楽に関するLouisのブックマーク (11)

  • タモリがジャズについて語る 村上春樹訳の評伝『スタン・ゲッツ』を読んで | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    タモリさん 天才的ジャズテナーサックス奏者スタン・ゲッツの克明な伝記。ジャズファンなら必ず聴いているはずだがそれ以外の方なら、ボサノバの名曲「イパネマの娘」でテナーを吹いている人といえば思い出してくれるでしょう。ジョン・コルトレーンやマイルス・デイビスのようにジャズに革命を起こしたミュージシァンではないが、その時代に応じてまたその時の共演者によって美妙に反応し影響を受けながら自分の魂を深めていくジャズマンだ。その才能が見事に開花したのが「イパネマの娘」。ボサノバという当時ブラジルの片隅で生まれたポルトガル語でしか歌われなかった音楽を、全く無名の歌手アストラッド・ジルベルトに英語で歌わせジャズに巧みに取り込んで世界的にヒットさせた。これはジャズ史上最も多く売れたレコードのひとつで一九六五年グラミー賞において投票の結果ビートルズの「抱きしめたい」を抜き最優秀レコードに、またボサノバを創った一人

    タモリがジャズについて語る 村上春樹訳の評伝『スタン・ゲッツ』を読んで | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    Louis
    Louis 2019/10/05
    タモリによる『スタン・ゲッツ』評、そしてスタン・ゲッツ評。タモリの書いたもの、初めて読んだ。
  • オールライトと歌う=逡巡を肯定する〜後藤正文『何度でもオールライトと歌え』(ミシマ社、2016年) : 本にかまけて

    ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル、Gotchこと後藤正文さんの単著が発売された。しかもミシマ社から。期待がパンパンに膨らむ。 読み始めてみると、「プロローグ」はシリアスなテーマ(君は拳銃を撃ったことがあるか)。このようなトーンで進むのかなと思いながら、「1 ぽつねんと阿呆がひとり」を読み始めてみると、爆笑。落差がすごい。この感じは何かに似ているなぁと、しばし考える・・・・・あっ、と思う。町田康である。そう、町田康のエッセイ(?)を読んでいるときに襲ってくるあの笑いである。なので、電車の中で読むのには注意しなければならない。突如襲ってくる笑いを必死にこらえることに失敗したら、悲惨なことになる。 内容であるが、テーマは多岐にわたる。日常生活の出来事から、原発問題など政治的な話題まで。しかし、最も重要なテーマ、というか全体を通底するメッセージは、「逡巡を肯定する」とい

    オールライトと歌う=逡巡を肯定する〜後藤正文『何度でもオールライトと歌え』(ミシマ社、2016年) : 本にかまけて
    Louis
    Louis 2016/05/12
    アジカンの後藤正文の著作について
  • 【書評】ゲーム音楽史/岩崎祐之助 - Classic 8-bit/16-bit Topics

    【臨時更新】 総評としては、名前負けと事実誤認の多さが気になる一冊。 ナムコ黄金時代やファミコン全盛期からゲーム音楽に親しみ続けてきた、昔ながらのゲーム音楽リスナーは、私も含めて数多くいます。そしてこの世代のリスナーの多くには、ゲーム音楽の聴き方について、ある根深いバイアスがかかっています。それは「ゲーム音楽は実在する楽器の音に近づける努力が大事で、いかにリアルな音を出しているかが楽曲の価値に大きく関わっている」とする、音色中心主義(ないしリアリズム信仰)ともいえる態度です。少なくとも90年代半ばまで、それはほとんど自明の前提のように作用していました。こういった認識がバイアスであると自覚しているリスナーは当時とても少なく、今日に至ってもまだ多くはないでしょう。 リスナーの多くは、誰から強制されたわけでもないのに、この考え方を自然なものとして受け入れていました。社会学でいうところの信憑構造が

    【書評】ゲーム音楽史/岩崎祐之助 - Classic 8-bit/16-bit Topics
  • かかし朝浩『ムジカ』|そのスピードで

    ラブコメは疾風怒濤 ムジカ 作者:かかし朝浩 掲載誌:『月刊コミックバーズ』(幻冬舎)2012年~ 単行:バーズコミックス 『暴れん坊少納言』(2007-10年)で、『枕草子』を独自解釈による群像劇にしたてた、 かかし朝浩の新作の主人公は、作曲家ロベルト・シューマン。 つまり題材は19世紀クラシック音楽。 みやびで、むつかしげなモティフにいどむ情熱は、みあげたもの。 20歳のシューマンが、ピアノ教師ヴィークに入門するところから、物語がはじまる。 階段をおりてきたのは、先生の娘クララ、11歳。 のちのシューマン夫人だ。 ヴィークはドS教師だつた。 ボクはクラシックはさつぱりゆえ確證ないが、 たとえわが子でも、殴り倒したり水をかけたりは創作だろう。 かかし先生の「解釈」として、たのしんだ。 まるで綾波とゲンドウ クララは、目隠しして演奏させられていた。 楽譜を精確になぞるマシーンにするため。

    Louis
    Louis 2013/04/28
    ロベルト・シューマンより妻クララ・シューマンの方に強い興味を持っていたのである意味クララを軸とした物語のようで俄然読みたくなってきました
  • ★ 電脳ポトラッチ: 森脇真末味「おんなのこ物語」

    森脇真末味「おんなのこ物語」 おんなのこ物語(1) 森脇 真末味 中央公論社 1996-03 Amazonで詳しく見る 昔のテキストの整理をしてたら、すごく古いマンガの感想文が出て来たのでもったいないからUP。確か4〜5年くらい前に書いたものだと思う。 ―――――――――――――――― 久々に森脇真末味・著「おんなのこ物語」を引っぱり出してきて読んだ。ホントはこれより名作「Blue Moon」を先にお題にするべきなのだが、あっちは思い入れが強すぎてなかなか手が出せない。で、「おんなのこ物語」のほうが多少は与しやすいかなと。 舞台は70年代で、主人公の少年はインディーズ・ロックバンドのドラマー。つーことはこれ70年代くらいに描かれたもんなんだろうが、作者はべつにロックカルチャーを描きたかったわけじゃなくて人間ドラマに重点を置いているらしいので、今読んでもちっとも古くさくない。むしろ世代

    Louis
    Louis 2012/02/19
    町山智浩さんがオススメのロック漫画
  • 雨宮まみの「弟よ!」

    mamiamamiya ポット出版のサイトで『セックスをこじらせて』連載中。http://www.pot.co.jp/kojirasete/

    Louis
    Louis 2011/06/27
    ここ最近の回での雨宮の描かれ方は来るべくして来た!感があって強烈に面白いです。雨宮まみさんの書評を読めるのは本当に嬉しい/ちなみに『ピアノの森』は高田純次も「文句なしの傑作」と評してます
  • オタクの電脳ブログ

    2020年9月30日をもってオタクの電脳ブログはサービス終了いたしました。 長らくの御愛好誠にありがとうございました。

    オタクの電脳ブログ
    Louis
    Louis 2010/05/07
    ディードリッドの中の人の『アニソンバカ一代』評。個人的にレザリオンは後半の方が好きです。
  • 2010-01-28 - 死んだ目でダブルピース

    樋口毅宏「さらば雑司ヶ谷」をようやく読んだ。直木賞と大薮春彦賞を同時に受賞してほしいくらいの傑作。 以下、新潮社のサイトより。 醜い奴らは、ゲリラ豪雨で皆殺し。ひねりとバカ笑いに満ちた新世紀のH(ハードボイルド)&V(バイオレンス)小説。 俺はここで生まれ、育ち、歪んだ。東京の田舎、雑司ヶ谷。友人が殺され、女が消えた。この町に別れを告げる前に〈大掃除〉をしておく。町を支配する宗教団体、中国人と耳のない男、俺の危機……豪雨を降らせ、霊園からあの世へ送りだしてやる。原りょう、馳星周ら偉大なる先達の傑作に肩を並べる暗黒小説が、ここに降臨! とにかく隅から隅まで面白い。人の命をクソみたいに粗末に扱う登場人物の行動にシビれまくる。 ストーリーの筋と関係ない会話もカッコよすぎる。 雑司ヶ谷の甘味処「よしの」で、常連客が「人類史上最高の音楽家は誰か」という死ぬほどくだらない議論に花を咲かせる場面。ジョ

    2010-01-28 - 死んだ目でダブルピース
    Louis
    Louis 2010/02/04
    タモリの話が十二分にインパクト強いw
  • 速水健朗 on Twitter: "著者にはピントずれてると言われたなう RT @Gota_NonaReeves 今日の朝日新聞の11面に「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」の書評が載ってます!「少年虐待裁判」がかぎりなく冤罪に近いことを書いてくれたのは嬉しいけど、なんか評論として、ピントがずれてる気がするの"

    Louis
    Louis 2009/11/30
    西寺郷太さんのような見識のあるtwitterヘビーユーザーですら「著者が見てるかも」に気付かせないtwitterの怖ろしさを垣間見た瞬間。
  • 小室哲哉著『罪と音楽』

    小室哲哉著『罪と音楽』を読んでるんだけど、このはすごく面白い! これは単なる反省文とか暴露ではなくて、この中に小室という人の思想のエッセンスが詰まっている。やっぱりあれだけヒットをたくさん出してる人は、見ている視点が高くて考え方のスケールが大きい。特に、音楽に関する話は面白くて仕方がない。 個人的には、歌詞についての考え方を書いているところも興味深かった。小室の歌詞は英語の文法的におかしいとか日語として意味が通っていないとかよく批判されていたけれど、っていうか私もつねづね思っていたけれど、そこにも彼なりの合理性があったということがよくわかった。 あと、「大木こだまひびきの漫才は常にBPM=78をキープしていた」とか、個別に出てくる話題もいちいち全部面白い。私はもともとゴシップ的なものにあんまり興味がないんですが、このはそういうことを抜きにして楽しめる良いだと思う。特に、エンタメ業

    Louis
    Louis 2009/10/06
    吉田豪の書評とベクトルが違っていて興味深い
  • 小室哲哉「Jポップが幼児性を強めたのは自分とつんく♂の責任」 :【2ch】ニュー速クオリティ

    ソースは小室の最新エッセー 要約するとこんな感じ ・お互いにわかりやすい音楽を追求するあまり ちょっと馬鹿にならないと書けないような歌詞やメロを 量産してしまった。 ・アサヤンで娘とあみが出てきた頃から顕著になった お互いこの方向性がやめられなくなった ・自分の仕事に関して言えば「みんなのうた」の世界に近くなった 宇多田とかが「みんなのうた」に手を出したのは当然の流れ

    Louis
    Louis 2009/09/29
    「原文を書けよ お前の読解力がどれほどか見極めてやるから」まず本を買いましょうよ/こうやって見ると、吉田豪のアイドル本・暴露本の書評って巧いんだな~と再確認。
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