俺は間違っても君がやっている音楽のリスナーではない。俺は機械化されたダンス・ミュージックが大嫌いなんだ。それがプレイされるクラブも、クラブに行くような連中も、連中が摂っているドラッグも、話している内容も、着ている服装も、やつらのなかのいざこざも、基本的に、100パーセント、そのすべてを憎んでいる。 俺が好きなエレクトロニック・ミュージックは、ラディカルで他と違ったもの──ホワイト・ノイズ、クセナキス、スーサイド、クラフトワーク、それから初期のキャバレー・ヴォルテール、SPKやDAFみたいな連中だ。そういうシーンや人たちが/クラブに吸収されたとき、俺は敗北感すら覚えたものだ。俺はダンスこの地球上の何よりも深くクラブ・カルチャーを憎んでいる。そう、俺は君がやっていることに反対しているし、君の敵なんだ。 ──パウウェルがビッグ・ブラッグをサンプリングしたことを スティーヴ・アルビニに知らせたとこ
凶暴なサウンドスケープを構築し始めてから40年近く経つ秋田昌美は、今日活動する音楽家のなかでも指折りに多作なアーティストだ。東京にてJordan Rothleinが話をきいた。
東京を中心に、オルタナからノイズ、果てはアニソンまで、様々なフィールドで活動するDJ MEMAIがお届けする、特殊音楽ガイド。第一回は、一般的なクラブDJとは違い、ターンテーブルをまるで楽器のように操り、様々なプレーヤー達とセッションを行う「アヴァンギャルドターンテーブリスト」を紹介します。 大友良英 この方の場合、説明はいらないでしょう。NHKの「あまちゃん」の作曲家で、「紅白歌合戦」や「題名のない音楽会」でもノイズサウンドを披露してしまった、あの大友良英です。GROUND ZEROやONJQ、Filamentなどのグループでの活動や、劇伴作曲家としても多くの作品をリリースしています。アヴァンギャルドシーンでも90年代頃から広く活動していて、このシーンでも世界的に非常に有名です。私も個人的に大好きな作曲家の一人です。 出典:YouTube https://www.youtube.com/
AMP(アンプ)は、<新しい音楽と出会う>をコンセプトにさまざまな音楽情報を提供するWEBメディアです。洋楽を中心に編集部がピックアップしたおすすめの音楽を、特集、レビュー、コラムなどを通してお届けします。大阪で「リローデッド」というノイズやニュー・ウェイブの頭のおかしそうなアーティストを中心とした写真展をやるので、ノイズ・ベスト10をやらしてもらえることになりました。ちなみに「リローデッド」は写真集『ローデッド』からの写真展です。 1. Throbbing Gristle – Discipline ノイズの帝王といえばスロッビング・グリッスル。コンセプトから何から何まで完璧でした。彼らの“気分は最終戦争”というアーミー・スタイルもかっこよかったです。 このカルト集団のようなスタイルの元ネタは、フランスのプログレ・バンドのマグマや、グレイトフル・デッドかもしれませんが、スロッビング・グ
2010年代にアップデートされるべき電子音楽 20世紀の初頭、1910年代半ばに、チューリッヒをはじめ、ベルリン、パリ、ニューヨークなどの都市へ拡散、展開された前衛芸術運動「ダダ」は、これまでの芸術における美意識や価値観を否定し、解体するものだった。ゆえに、それは破壊的、暴力的な側面が強調されがちだが、分断された言葉やイメージを再構成するコラージュ、偶然性の導入、選択することで既製品を芸術化するレディメイドといった手法の発明などによって、あらたな独自の美意識と価値観をうちたてもした。あらゆる意味を一度白紙に戻す、リセットする行為としての解体と、そこからの再創造をこそダダは目論んだ。ダダに参加したアーティストたちの多くは、第一次世界大戦をのがれてチューリッヒにやってきた。それが同時代の、しかし、結局戦争賛美に向かったイタリアの未来派との違いであろうが、ダダにおける破壊と解体とは、精神の自由を
See all results No matching results Try a different filter or a new search keyword.
ベン・フロストは、激情の人であり理知の人である。彼の腕には黄金律のタトゥーがある。ムダのない完璧なものを愛するということだろうけれども、その愛し方にはどこか理屈におさまらない過剰さが感じられる。ベン・フロストは矛盾の人でもある。 しかしその矛盾はいつしか円になって膨大なエネルギーを生む。 オーストラリアの実験的音響レーベル〈ルーム・40〉より2003年にデビュー・アルバムをリリースし、その後アイスランドに移住、エレクトロニカあるいはポスト・クラシカルの文脈においてアルバムを重ねてきたプロデューサー、ベン・フロスト。近年では映画のサントラやバレエなどの舞踏のための音楽などを手掛けることが増える一方で、大きく注目を浴びたティム・ヘッカーの『レイヴデス1972』(2011)、『ヴァージンズ』(2013)にエンジニアとして参加するなど、その力量の幅を示してきた。 アルバム・リリースについても、20
英MusicRadarが、さまざまな種類のノイズを集めたサンプル集『502 free noise, hiss and crackle samples』の無償配布を開始しています。 『502 free noise, hiss and crackle samples』は、計502種類のノイズを集めたサンプル集。サンプルは8種類のカテゴリーに分けられており、テープ・ノイズやレコードのノイズ、さらにはシンセサイザーのフィルターで加工されたノイズに至るまで、さまざまなサウンドが収録されています。 フォーマットは、16bit/44.1kHzのWAV。『502 free noise, hiss and crackle samples』は、MusicRadarのWebサイトから無償でダウンロードすることができます(試聴用デモもアップされています)。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く