かつて視聴率断トツ1位だったフジテレビが日本テレビどころかテレビ朝日にも抜かれ、「凋落が始まった」と言われる。そこで緊急登板したのがこの男。ヒットメーカーは巨大組織をどう変えるのか。 なぜこんなことになったのか ドラマ『家政婦のミタ』で日テレが40(%の視聴率)を取った時、テレビ業界には単なる数字以上の衝撃が走りました。このネットの時代に、趣味が多様化した時代に、水曜夜10時にテレビの前に座った人が40%もいたという事実。 テレビ屋は誰もがこう思ったわけです。 「こんな数字がまだ残っていたんだ」 それもオリジナルのストーリー、オリジナルのコンテンツで。もちろん他局にやられた悔しさが一番大きいけど、一方で「テレビはまだまだイケる」とすごく元気をもらった。 もっと言えば、こういうコンテンツをつくりきれていないことを我々は真摯に反省し、視聴者が喜ぶものをつくらなきゃダメだと僕は思いました。 今、