“総合サービス企業”化を掲げ、メディア・コンテンツ事業、コマース、金融・決済など「新領域」における収益を2015年度に約1兆円にすることを目標にするNTTドコモ。この「新領域」の中で、サービスレイヤーで収益を上げるうえでの中核であり、ドコモ自身が直接顧客に商材を提供するのが「dマーケット」だ。デジタルコンテンツの販売・配信だけでなく、日用品など扱う商材も増え続けている。dマーケットを統括する同社スマートライフビジネス本部マーケットビジネス推進部長の前田義晃氏に現状と今後の展開を聞いた。 iモード上で展開しているdマーケットのストアは「dゲーム&アプリ」「dミュージック」「dブック」の3ジャンル。スマートフォンのdマーケットよりも少ない。現在、dマーケットの中で規模が大きく契約数も増えているのは、スマートフォン向けに提供している「dビデオ」であり、既にiモードとspモード(スマートフォン)で