『病は食から』 沼田勇著 農山漁村文化協会(1978) この本からは、マクロビとホメオパシーの類似点を述べるにあたってステロイド忌避などの深刻な事態を招きかねない主張を食養の指導的立場の人が行っている事を紹介させて貰いました。参考にした以外にも色々と興味深い(悪い意味で)本でありましたので、紹介と反論や問題点を指摘してみたいと思います。尚、この記事の趣旨としては問題提起よりもトンデモウォッチ的でありますので、その点を了解して読んでくだされば有り難いです。 ■沼田勇氏はどんなヒト?沼田勇氏は生化学を専攻とする医師で、石塚左玄の思想を受け継ぐ食養家なわけですが、こちらの自然食ニュース社が刊行する、『月刊自然食ニュースNo.300』では、次のように紹介されております。 沼田勇先生は、幕末から明治にかけて食べ物の指導だけで多くの病気を治した石塚左玄の食養法の研究、実践に取り組んで60年。その間、軍