【1998年夏】痛む足引きずり激走、勝利の分かれ目に 岐阜三田・堀田裕紀さん【甲子園100年ぎふ】(11)
◆張り紙で犯罪と警告、対策苦心 7月1日にスーパーなどでレジ袋が有料化されて以降、購入した商品を買い物かごに入れてそのまま持ち去る「カゴパク」が増えている。店側は張り紙を掲示するなどして警戒を強めているが、被害が後を絶たないのが現状だ。専門家は、少しの工夫で人を目的の方向へ優しく誘導することができる行動経済学の「ナッジ理論」を活用した対策を提案している。 「袋を持ってくるのも面倒くさく、レジ袋を買うのも惜しかった」―。今月6日、岐阜市内のスーパーから買い物かごを持ち帰ろうとした男性(79)は、注意した女性巡査(23)にそう語った。 パトカーで巡回中だった巡査らは、車を運転中にシートベルト未着用だった男性を呼び止めたところ、助手席に食料品が入った店の買い物かごを発見。後部座席にも空の買い物かごが複数あった。男性は「近くのスーパーから持ってきた。返そうと思っていた」と悪びれる様子もなく弁明した
教室の天井に設置されている全熱交換形換気扇。窓開け換気もわずかで、猛暑時も快適な室温をキープしている=中津川市駒場、西小学校 新型コロナウイルス感染予防のため窓開け換気で多くの学校が教室内の高温化に苦慮する中で、岐阜県中津川市は小中学校に空調設備とともに設置している全熱交換形換気扇の三菱電機製「ロスナイ」を使い、感染予防と熱中症対策の両立を図っている。三菱電機中津川製作所(同市駒場町)が西小学校(同市駒場)で行った環境測定調査では教室の二酸化炭素(CO2)濃度は学校環境衛生基準を満たしており、市教育委員会は冬季を含めて年間を通じた快適な教室環境づくりに役立てたい、と考えている。 市は昨年度、全小中学校30校に省エネ対策に役立てようと空調設備とセットでロスナイを設置した。同製作所が夏季と冬季にいずれも1カ月間、併用による効果を分析するために同小学校で調査を行った。 国の学校環境衛生管理マニュ
尿を入れた空き缶を路上に捨てたとして、岐阜北署は27日、廃棄物処理法違反の疑いで岐阜市萱場東町、無職の男(62)を逮捕した。 逮捕容疑は23日午後11時ごろ、尿を入れた空き缶6本を同所の路上に投棄した疑い。 署によると、6月下旬から、容疑者の自宅近くを中心に岐阜市内の広範囲で、尿が入った空き缶や便が入った弁当の空箱の投棄が12件発生していた。通報を受けた署が捜査を進めて容疑者を特定した。 容疑者は「アパート自室の水洗トイレが壊れて便や尿の処理に困り、弁当の空箱やビールの空き缶に入れて道路に捨てておけば、誰かが掃除してくれるだろうと思った」と供述し、容疑を認めているという。
古田肇岐阜県知事は19日、県岐阜商業高校に関連する新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を受け、「早急に封じ込めるため、危機感を持って調査に取り組む」と述べ、濃厚接触者に限らず積極的にPCR検査を行う方針を示した。 古田知事は「濃厚接触者だけでなく、少しでも接触した可能性のある生徒や教員も徹底的に調べている」と説明。これまで約820人のPCR検査を実施したと明かした。 一方で、「反省点は二つある」と指摘し、発熱した教諭が症状を学校に報告せず指導を続けていた点と、教員や生徒が日々の健康状態を記入する「健康チェックカード」が適切に運用されていなかった疑いを挙げた。「(反省点が影響し)濃厚接触者が増えた可能性などは否定できず、大変残念。いま一度、学校での対策を徹底するよう指示する」と述べた。 県内では、緊急事態宣言解除後の感染者27人のうち、21人が7月に入ってから確認されている。古田
布マスクの材料を求める客が殺到し、混乱を避けるため臨時休業した専門店=14日午前10時44分、岐阜市長住町、大塚屋岐阜店 新型コロナウイルスの感染拡大で品薄状態が続く使い捨てマスクに代わり、布マスクの手作りへの関心が急速に高まっている。材料を取り扱う岐阜県内の専門店には連日客が殺到し、一部では客同士のトラブルも発生。混雑による感染リスクも高まり、客と従業員の安全確保のため、臨時休業する店舗も出てきた。店の関係者は「パニック状態がいつ収まるか分からず、再開も見通せない」と漏らす。 布地を取り扱う大型専門店「大塚屋岐阜店」(岐阜市長住町)は、大阪や愛知の店舗とともに13日から当面の臨時休業を決め、店先に張り紙を出した。14日に休業と知らず来店した市内の主婦(42)は「ミシンがない友人の分を作るため布を買いに来た。インターネットでも手に入らず、頼りにしていたのに」と困った様子で店を後にした。 同
噴火から27日で5年となる御嶽山(岐阜、長野両県)。火口から約1キロ北に立つ山小屋「二の池ヒュッテ」(岐阜県下呂市小坂町)は今季の営業前の6月、噴石に耐えられるよう2階の屋根に、防弾チョッキにも使われる「アラミド繊維」のシートを施した。 木造一部2階建ての小屋は定員50人で、緊急時は最大100人を収容できる。「噴石対策が整い、安心した。避難施設としても責任がある。万が一のときはアラミドを張った2階真下の1階に避難してもらう」と管理人の髙岡ゆりさん(47)は話す。総工費は約1200万円で、国や県などから補助を受けた。万全を期すため、2階の床板に畳を敷くことも検討している。 髙岡さんは昨年、噴火以来、閉鎖されていた山小屋の管理人となり、昨季は約2週間営業。今年は7月1日に営業を始めた。岐阜県側登山道と合流する9合目の長野県木曽町側の登山道の入山規制が7月に解除され、山頂まで登れる。 県によると
連日、厳しい暑さが続く岐阜県内。気温の上昇に伴う熱中症の危険もさることながら、屋外に出るとアスファルトの道路や車、公園の遊具など、体に直接触れるものも含め夏の強い日差しを受けて、やけどをしそうなほど熱くなっている。特に遊具は子どものやけどに注意が必要な状態だ。実際に街中を歩き温度計で計ってみた。 岐阜市の最高気温が全国9位の37・9度まで上がった13日。ギラギラと照りつける太陽の下、午後1時半から約2時間、同市のJR岐阜駅周辺を調査した。触れずに表面温度を計れる放射温度計を使った。 まずは、駅北口の信長ゆめ広場から。天下は天下でも炎天下に立つ黄金の「織田信長公像」。広場に敷き詰めた石のタイルは日差しを浴びて、最高で61度を確認。日陰は28度前後だったため、直射日光の威力を思い知らされる。2階の連絡通路や信長ゆめ階段に連なる歩行者用デッキはさらに熱く、69度を表示する箇所もあった。立っている
昨年8月、岐阜県瑞浪市釜戸町の中央自動車道で起きた土砂崩れで、不要となった窯業原料を山の斜面に不法投棄したとして、県警は27日、3容疑者を逮捕する強制捜査に踏み切った。事件発生から1年を前に、真相解明へ向け、重要な局面を迎えた。 同日午前7時20分すぎ、捜査員5人ほどが、丸釜釜戸陶料(瑞浪市)会長の水野辰英容疑者宅に入った。約20分後、水野容疑者は服で覆うようにして顔を隠し、捜査員の誘導で車両に乗り込んだ。 強制捜査に乗り出した理由について、県警生活環境課は「任意捜査では事案概要が明らかにできないと判断した」と説明。捜査関係者によると、水野容疑者が容疑を否認していることやこれまでの調べで曖昧な供述をしていることなどから逮捕に踏み切ったという。 水野容疑者は今月9日、岐阜新聞社の電話取材に「土砂崩れ以降、県の措置命令などに基づきながら粛々と対応してきた」と答えた。違法性の認識などについては触
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