サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16
blog.genxx.com
Ricoh GX100 / Light. 遺伝のことを大して理解していないのに、「遺伝が心に影響を与えている」と聞くだけで口角沫を飛ばして噛みついてくる超バカな院生に腹が立ったので、こんな記事を書いていますが。これくらいは前提として共有してくれ。前回の記事では、環境や時間が遺伝子に働きかける側面を紹介し、「遺伝なんだからいくら努力しても一生変わらないねーよ」という遺伝観が必ずしも正しくないことについて書きました。もともと、安藤さんの『心はどのように遺伝するか』から3本記事を立てようと思っていたので、今日はその第2弾です。同著の「遺伝概念をめぐるさまざまな誤解を解く」という項(pp.218-240)は、きわめて有益であると感じたので、その内容を紹介します。第3弾(次回の記事)で、自分の遺伝に対する思想的立ち位置について、書いてみようと思っています。 ■遺伝概念をめぐる誤解の整理 1.心は遺伝
「物語」というキーワードは便利で、医学的に非合理的な要求をしてくる患者さんなんかを揶揄して「Story Based Medicine(SBM)の時代だよなぁ」なんて言われているみたいだし、わたしも「物語」という概念が大好きでよく使うんですが、そもそも、人間のアイデンティティを説明する場合に便利な「物語」という概念はいったいどういうものであるのか、若干掘り下げてみたいと思います。人間が「物語」を必要とする認知的・進化的な背景については、「心と意識のまとめ」というエントリーを参照してください。今回は、『自己への物語論的接近』の内容を簡潔に整理してみます。まとめで力尽きたので、コメントは次回以降で。なお、具体例・下線部は引用者が勝手に考えたもの。 同書の著者、浅野さんによれば、まず、物語は3つの特徴をもっているという。 ■物語の特徴 1.視点の二重性 人が語るとき、語ることによって、語り手の視点
普段ちょっぴり気をつけるだけでこれほどまでに金銭的メリットがあるのか‥と驚くのがマイルを貯めることだ。アフィ乞食みたいな記事は書きたくないのだが、知人が「お金がないけど旅行行きたい」と言っていたので、知らない人に向けてオススメ記事をごく簡単に。七夕( ´∀`)σ)∀`) やることは3つだけ。 1.ANA-VISAカードを作る 2.Felica機能付きの携帯に、Edy, モバイルSuica,idなど電子マネーアプリを導入し、ANA-VISAカードからチャージする 3.とにかくカードか電子マネーで決済する。現金で払ったら「損をしている」という感覚を持つ 現金で払わず、クレジットカードで決済すると、一定率ポイント還元されることは誰でも知っていると思う。これがけっこう馬鹿にならない。ANA-VISAカードで「まいペイすリボ」という技を利用すると、2%のANAマイルバックとなる。1マイルの現金価値は
遅ればせながら選挙雑感。ごくごく簡単に。まず、自民党の敗因についてはコンセンサスができているというessaさんの分析は、おそらくそのとおり。組織選挙主体の方法論が崩れつつある(参照1、参照2)。小泉改革によって、皮肉にも、自民党が頼っていた土建政治が機能不全に。加えて、安倍首相という政治家への人格不信も大きかった。安倍さんは「小泉改革のもっとも大事な点である「国民感情」のコントロールを軽視」してしまった(参照)。なぜかといえば、安倍首相は、「ただ一方的に自分のことを説明しているだけだから」であり、ある政策を実行する際に、「『そうは思わない』人々に対して言葉を尽くして理解してもらおうというマインドが決定的に不足している」(参照)から。民主党が積極的に票を集めた側面はきわめて薄いと思う。 個人的には、政治家の人格にそれほど関心が無く、政策ごとに判断しているので、失言とか信認とかはどーでもいいん
男性の勃起ないし射精には、いろいろなとらえ方がある。たとえば、「俺もう我慢できない!」といったように、勃起や射精を、生物学的な生理現象だと見る視点がある。生理現象としての射精は、生理現象としての排泄をアナロジーとして語られることが多い。「ヤリマン」や風俗嬢が「肉便器」と呼ばれるとき、このアナロジーが作動している。射精は排泄行為とされるのだから、セックスは女性を辱めるものになる。辱められているのに声を出して感じる女性は淫乱な存在だとされ、「暴力的に女性を支配するけれども、女性はそれを喜ぶ存在なのだ」という言説が誕生する。 ところが、男性はセックスや勃起や射精を恐れてもいる。あるがままの生理現象としての射精や勃起は、男性の自尊心(男性性)を満たさないのだ。女性を感じさせたりイカせたりすることのできない男性は「男失格」の烙印を押されてしまう、という恐怖感につねに苛まれている。女性を「悦ばす」こと
「心とは」というエントリ、そして「意識とは」というエントリでは、『心と認知の情報学』から、わたしが重要だと感じた点を抜き書きしました。背景知識の無い方にはかなり読みづらかったと思います。そこで、今回の記事では、わたしの言葉によって、両エントリの内容を再構成してみます。この再構成は、社会学的な考察を加える(物語論を考える)ための準備段階です。前回、前々回の記事をスッキリと読まれた方が、今回のエントリを読む必要はないでしょう。次回以降に、『自己への物語論的接近』という社会学の書籍を参考にしながら、「わたしにとっての物語とはなにか」「わたしとはなにか」を、(認知科学と社会学を接続する形で)考えてみたいと思います。 一般的にわたしたちが「心」という言葉を用いるとき、そこにはさまざまな働き(機能)が暗黙裏に想定されている。ダニエル・デネットの図式にしたがって整理すれば、「心」には4つの機能水準が存在
この記事を書くに至ったきっかけはyasuchanのはてなブックマークを通じて知った「AV女優に質問!本当はAV出演は苦痛ですか?」というサイト。2chにあるスレのまとめサイトのようだが、そこでは、約8割がた、「苦痛である」「お金のためにやっている」とのコメントが寄せられているようだ。大半が嫌々やっている、と聞いてあなたは何を想うだろう。「やっぱりな」と感じるのかもしれない。 上記サイトのデータを社会学的に分析したいわけでも、他の統計を持ってきて反論したいわけでもない。これから書きたいのは、高校時代からの知人である女性の、ある性のかたち、その生きとし生けるありさまだ。セックスが好きという彼女は、どのような人生を歩んでいるのか。 彼女は底抜けにセックスが好きだった。もちろん、女性の「セックスが好き」には色々な形がある。1.好きな人とのセックスは好きな場合。2.(恋愛関係を抜きにして)セックス自
大好きな音楽をどうやって管理してますか。知人に聞かれたので書いてみます。参考にどぞー。テープをちまちまダビングしていた小学校時代。膨大なMDを収納しあぐねていた高校時代。CDをレンタルしてきてはパソコンでCD-Rに1枚1枚焼いていた大学時代。そして時代は移りにけり。もはや今では完全なデジタルジュークボックスに移行しました。つまりCDを焼くことが滅多になくなった。そしてミニコンポが不必要になった。家ではiTunesソリューションをこうしています。3万曲ほど管理しているのですが。 ノートパソコン(iTunes) ← USBハブ ← 外付けHDD(500GB×2) ← ステレオミニ端子(ヘッドホン端子) ← スピーカー(BOSE M3) スピーカーのBOSE M3は狭い家にかなりオススメ。拳くらいの大きさなのに、再現される音世界が非常に豊か。ご近所さんとのかねあいで、音楽を小音量で
基本的に友人に向けて書いたものなので、株に興味のない方はスルーしてください。株式投資を行う上で、初心者レベルに達するためには、だいたいどのような知識領域が必要なのかを概略として示そうと試みました。時間的制約から、あくまでさわりの部分だけ説明するので、残りの部分は参考書籍を当たってください。あと、知らないキーワードは面倒くさがらずにググって理解を深めてくださいな。次回の記事の末尾に、初心者が読むべき本のリスト&読むべき順番を書いておきます。ガイドとしてどぞー。 「株はうさんくさいし手を出すつもりはない」。まっとうな意見。大賛成。猿でも儲かる投資環境だった2005年のような例外はあるものの、基本的には、個人投資家の9割が大切なお金を失ってマーケットから去っていく。株ブームが煽られ、若くして億を稼いだデイトレーダーがテレビを賑わせる。しかしそれは罠なのだ、「相場の肥やし」を絶やさないための。 そ
Ricoh GX100 / Light. 遺伝のことを大して理解していないのに、「遺伝が心に影響を与えている」と聞くだけで口角沫を飛ばして噛みついてくる超バカな院生に腹が立ったので、こんな記事を書いていますが。これくらいは前提として共有してくれ。前回の記事では、環境や時間が遺伝子に働きかける側面を紹介し、「遺伝なんだからいくら努力しても一生変わらないねーよ」という遺伝観が必ずしも正しくないことについて書きました。もともと、安藤さんの『心はどのように遺伝するか』から3本記事を立てようと思っていたので、今日はその第2弾です。同著の「遺伝概念をめぐるさまざまな誤解を解く」という項(pp.218-240)は、きわめて有益であると感じたので、その内容を紹介します。第3弾(次回の記事)で、自分の遺伝に対する思想的立ち位置について、書いてみようと思っています。 >>Read the rest of th
都市論の続きについては、関連するネットワーク論の英語文献を読み始めたら意外と時間を食っているので、いましばらくお待ち下さい。今日はひさびさの恋愛論です。そう遠くはない以前に18歳の女の子と付き合っていたことがあった。「18歳」と聞くだけで「ええなぁ~俺にも紹介しろや~」とおバカなリアクションを返してくる男はたくさんいたものだが、そもそも、なぜ一般的に(平均すると)男は年下の女性を好みがちなのだろうか。また、年上の男と付き合っている女性が、「わたし、あの人に比べたら人間的な深さも経験もないし、私みたいなのと喋っていて楽しいんだろうかと不安になる」と発言するのを聞くこともよくあるのだが、これをどのように考えたらよいだろうか。(このBlogを読んでくれているであろう数人には既に飲み屋で喋ったネタですが、お許しをば) 「水を弾く」ぴちぴちの肌、汚れを知らない(ry――まぁ、たしかに身体(カラダ)と
02:11:34 今日のひとこと。――「知るとは包み込むことである。その結果、より孤独になることである」。と思い浮かんだ。概念は多くのものを包含する。たとえば「存在」の一言で数知れぬ事象を捉えることができる。しかし、考える行為は、知る営みは、あるいは<知>は、孤独を必ず自分に突きつける。だからわたしは「知の共有」などというもっともらしい言葉を根源的なレベルでは全く信用しない。考える行為は、かならず他者から自分を切り離す。なにも血液型性格論で盛り上がってる飲みの場で物憂くなってしまうということだけではない。他者に接続され違和感なく収まる<知>は、ほとんどがイデオロギーであろう。もちろん「イデオロギー」という語には肯定的な意味も否定的な意味も含まれているのだが。
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blog.genxx.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く