ソニー製PCのブランドだったVAIOは、2014年に独立して「VAIO株式会社」になった。それから約4年半、ついにVAIOが輝きを取り戻し始めた。本連載で以前レビューした2in1の「VAIO A12」は、他社とは異なる画期的なアプローチで脱着式モデルの弱点を解消している。その次に登場したのが、今回紹介する「VAIO SX14」だ。 そもそも、ソニー時代のVAIOは、AVに強いPCのブランドで、コンシューマーを主なターゲットにしていた。そこが他のメーカーとの大きな違いだったのだ。ところが独立した企業となったVAIOは、ビジネスやビジネスコンシューマーをターゲットに据えて、地道なPC作りを重ねてきた。 独立して日が浅い頃のVAIOは、良いモデルが多かったが地味で、VAIOらしさはデザインに垣間見える程度だった。だが地力を付け、一定のビジネスユーザーを獲得した同社は2018年半ば以降ついに攻勢に
VAIOがWindows IoT Enterpriseの搭載に対応したことで、シンクライアント市場が少しざわついている。 シンクライアントというと、従来は購入できる機種やメーカーの選択肢が限られていた。分厚くて重く、モバイルにはあまり適さないものだったり、モバイルできる軽さでも耐久性や使い勝手への配慮が足りないなど、携帯性を重視して開発したモバイルノートに劣る面もあった。 VAIOをシンクライアント化できると発表したことがこれに風穴を空けた。シンクライアントを導入している企業やSIerからの問い合わせも急増しているという。 その中から、実際にVAIO S13を導入した株式会社JSOLを取材。導入に至った経緯などを伺った。 長年シンクライアントを運用、5年ごとに見直す 株式会社JSOLは、ICTサービスコーディネーターとして、幅広い企業のシステム構築やアウトソーシングまで、ICTのプロフェッ
今日未明、AppleのWWDCが開催されました。iPhone SE2やMacBook Proの新型が出るかも、という噂でしたが、結局ハードウェアに関する発表は無く、がっかりした人も多いようです。Appleの業績は堅調のようですから、新製品を温存した面もあるのかも知れませんね。 Appleのブランドは落ちません! WWDCとは本来こんなものなのです #WWDC18 実は、VAIOを買いました 私が今使っているMacbook(Early2015)も、もう丸3年使っていますので、WWDCでMacBookProの新型が出るなら購入を考えようかと思っていたのですが、思うところあって先月VAIOを購入しました。法人向け13インチモデルのVAIO PGです。これの最大の特徴は、SIMフリーのLTEモデムを内蔵していて、SIMを指せば常時接続PCになることです。タブレットや2in1では当たり前ですが、ノー
「吉田VAIO」がいよいよ動き出した。 8月8日に中国への再上陸を果たしたほか、パソコン、EMS(電子機器の受託生産サービス)に次ぐ第3の事業柱と位置づけるVR(仮想現実)関連事業の立ち上げにも着手。ソニーから独立して3年強。3代目に当たる吉田秀俊社長は国内外で攻勢に打って出る。 VAIOといえばソニーのパソコンブランドとして有名だったが、パソコン事業やソニー全体の業績不振を受けて2014年7月にグループ外へ放出された。現在はVAIO社の9割強の株式を再生ファンドの日本産業パートナーズが保有する。ソニーも株を若干保有するものの、VAIOの経営には口を出していない。 VAIOにはAIBOの量産実績があった 再出発時こそソニー出身の関取高行氏が社長を務めたが、2015年5月期に営業黒字化を果たせず、同年6月に筆頭株主の日本産業パートナーズが大田義実氏を2代目社長として送り込んだ。 総合商社・双
VAIOは2017年8月1日、都内で経営方針発表会を開催。ソニーから独立して3年間の成果をあらためてアピールした他、新たにVR(仮想現実)ソリューション事業に参入することを発表した。 VAIO復活はフェーズ1からフェーズ2へ VAIOは2014年7月にソニーから独立し、独自の事業展開を推進※)。主力の「VAIO」ブランドのPC事業に加え、2015年からはEMS(電子機器受託生産サービス)事業の展開を開始。2つの事業を中心に、収益改善が進み、2014~2016年度の3期連続の純損益で黒字を達成した他、2015~2016年度の2期は営業損益も黒字化に成功した。 ※)関連記事:最後発のPCベンチャー「VAIO」が選んだ“切り込み隊長”として生きる道 2017年に6月に新たな代表取締役社長に就任した吉田秀俊氏は「2014年度に比べると2016年度は売上高は2倍以上に成長。さらに営業利益は前年度比3
業績不振が続き、ソニーから独立したパソコンメーカーの「VAIO」は、海外事業の拡大に向けて、中国最大手のインターネット通販会社と提携して、3年前に撤退した中国市場に改めて参入することを正式に発表しました。 VAIOは1日、今後の事業方針を発表し、インターネット通販の売り上げで中国最大手の「JD.COM」と提携して、3年ぶりに中国市場に参入することを正式に発表しました。 中国のパソコン市場は日本の2倍程度の規模があるということで、「JD.COM」のサイトを通じて主に個人向けに高価格帯のパソコンを販売し、膨大な販売データを持つ「JD.COM」の助言も基に、機能や価格の面で品ぞろえを強化していく方針です。 さらに、VAIOは新規事業として仮想の世界を現実のように体験できる技術のVR=バーチャルリアリティーの分野に参入することも正式に発表しました。VRは医療や産業、ゲームなど幅広い分野で利用が広が
IT&ビジネス 業界ウォッチ IT業界で話題の新サービス・新製品のニュース、これから話題になりそうな新ツール、知っておきたい各種の統計調査……などなど、経営効率化に寄与するIT業界の今のうごきをレポートします。 バックナンバー一覧 2014年7月の事業開始から3年目に突入したVAIO。当初は、ソニーブランドがつかないVAIOに対する価値喪失の懸念が指摘されたり、独自性を持たないVAIO Phoneの登場に不満の声が集まるといったつまずきもあったりしたが、PC分野では、フラッグシップモデルであるVAIO Zの登場や、起死回生とされたVAIO Phone Bizの投入で、VAIOに対する評価は上昇。さらに、ソニー時代からの資産を生かしたロボット生産などの受託事業への取り組みが功を奏し、2年目にして黒字化を達成。3年目は、PC事業、受託事業に続く、第3の事業を創出し、成長路線を加速するという。同
IT&ビジネス 業界ウォッチ IT業界で話題の新サービス・新製品のニュース、これから話題になりそうな新ツール、知っておきたい各種の統計調査……などなど、経営効率化に寄与するIT業界の今のうごきをレポートします。 バックナンバー一覧 2014年7月に、ソニーのPC事業が独立して設立されたVAIO株式会社が、事業開始から3年目に入った。初年度は営業赤字だったものの、2年度目にして早くも黒字化を達成。3年度目はさらなる成長を目指す。そして、そのVAIOの成長を支えているのが、長野県安曇野市の安曇野工場だ。本社や開発部門もここに統合。ソニー時代からの資産をそのまま活用し、それが、VAIOがこだわる高い品質と、新たな事業の地盤づくりにつながっている。いま、VAIOはどうなっているのか。生産拠点でもある長野県安曇野市の同社本社を訪れ、VAIOのいまを探った。 長野県安曇野市は、長野県中部に位置し、北ア
Nintendo Switch 2: Everything we know about the coming release
Nintendo Switch 2: Everything we know about the coming release
VAIO設立2周年記念のプレスツアーで安曇野本社工場を見学したついでに,「ゲームPC作って」とお願いしてきた 編集部:小西利明 長野県安曇野市にあるVAIOの本社工場 2014年7月に,「VAIO」のブランド名で知られたソニーのPC部門が,投資ファンドに譲渡されたことにより,「VAIO株式会社」(以下,VAIO)が独立したPCメーカーとして発足してから,早くも2年が経った(関連記事)。 世界的にPCの売り上げが減少している状況での船出とあって,先行きを危ぶむ声も少なくなかったが,同社の強みである高密度設計技術を生かしたハイスペックと携帯性,およびデザイン性を兼ね備えたノートPCの展開により,2015年度には黒字転換を果たすなど,厳しいPC市場の中でも健闘しているようだ。 去る2016年7月15日,VAIOは,40人を超える報道関係者を集めて,本社のある長野県安曇野市の安曇野工場にて「VAI
Windows Holographicには前向き COMPUTEX TAIPEI 2016では、 米MicrosoftがHoloLensのプラットフォーム「Windows Holographic」をパートナー向けに公開することが表明された。これにより、Microsoftが言うMixed Reality(MR: 複合現実)の世界に、各社がそれぞれの方法で参入できるようになる。 この件に関し、VAIOの赤羽良介副社長は「非常にワクワクしている」とコメント。赤羽氏地震も複数のVRを体験しており、「特にVR自体のクオリティが高くなくとも新鮮な体験だ。VRのみならず、現実世界と関連するMRとしても、非常にワクワクする体験」と前向きな姿勢をみせた。 一方で、VAIOのビジネスとして扱うかは未定。「ビジネスに繋げられるか、自分としてもよくわかっていないところがある」とした。「HoloLensで提供できる
VAIO(長野県安曇野市)は、2017年5月期中に、パソコン販売で西欧と中近東に進出する。米国とブラジルに続く海外展開となる。設計・製造を同社が支援し、現地企業がVAIOブランドのパソコンを生産・販売する。同社は高機能(ハイエンド)製品に特化しており、高所得者層やブランド知名度のある地域で事業を拡大する。 新たに進出する2カ国では、現地企業に生産・販売・サービスなどビジネス全般を委託することで、最小限の投資で現地でタイムリーに供給する体制を整える。同様の仕組みで事業展開しているブラジルでは、経済全体は不透明だが、高所得者層向けのため計画通りに販売できているという。 一方、販売代理店を通じて15年10月から自社の製品を電子商取引(EC)サイトなどで販売している米国では、近く販売機種を切り替える。米国進出の第1弾であるクリエイター向けタブレットパソコン「Zキャンバス」に代わり、ビジネスマン向け
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く