ソニーセミコンダクタソリューションズは、読み出し雑音が1電子を下回る(サブエレクトロンの)CMOSイメージセンサー(CIS)を試作し、「IEDM 2017」で発表した。医療分野やライフサイエンス分野の計測で用いる「放射線フォトンカウンティング(光子計数)」に向けたものである。例えば、医療画像診断装置の光検出器として利用される「光電子増倍管(PMT)」や「CZT(Cadmium Zinc Telluride:テルル化亜鉛カドミウム)検出器」の置き換えを狙う。 今回の試作品は、イメージセンサーの新分野開拓の一環として取り組んだ。ソニーは、従来のデジタルカメラやスマートフォン、自動車に加えて、監視カメラやドローン、産業用ロボットなどにおけるセンシング用途にも、同社のイメージセンサーを広げようと開発に力を入れている。2017年には、こうした新分野開拓に向けた新組織「センシングソリューション事業部」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く