それが良い悪いでは判断することではないが、デジタルアーカイブも地域コンテンツも、歴史や文化の保護/保存/継承...という面で捉えるよりも、今を生きる私たちにとって、それにより多くの方々が観光で訪れ、地域が潤うための手段として用いられていくことになりそうだ。 先日の、米国国立公園のお話しを伺ったときもそうだった。米国では自然環境を保護するために、国有地として管理運営しているが、日本の国立公園はもともと観光客誘致で指定されたという生い立ちからして異なっているのだ(そのために、国立『公園』でありながら私有地、民間施設の土地の上にも公園をかぶせてしまっている)。それにあわせるように、日本にけるエコツーリズムの範囲はどんどん拡大しているのもそのひとつ。自然ガイドツアーだけではなく、まちづくりや地域支援、災害支援などもエコツーリズムに含まれるような勢いなのだ。