西アフリカで過去最悪の規模で感染が拡大したエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は29日、2500人以上が死亡したギニアで2年ぶりに感染が終息したと発表しました。しかし、隣国のリベリアでは終息宣言のあと感染が再発していて、WHOは引き続き警戒を緩めないよう求めています。 このうち、ギニアでは2年前、今回の流行のきっかけとなる1例目の患者が出て、その後、感染者は3800人を超え、死者も2500人に上っています。しかし、隔離などの感染対策を徹底したことで、ことしに入ると新たな感染者は減り続け、WHOは29日、感染が収まったと判断して、終息宣言を出しました。 現地では、市民の間から「エボラから解放された」と、喜びの声が上がる一方で、医療体制や経済の立て直し、それに家族を失った人たちへの支援など復興に向けた取り組みが急務となっています。 一方、ことし5月に終息宣言を出した隣国のリベリアでは、そ