正直言って他国の人が愛国心を鼓舞する姿は見ていて気持ちのいいものではない。日本人が愛国心を鼓舞する場合も外国人にはあまり気持ちよく受け入れられないものとの自覚の上で鼓舞せねばならない。特に歴史的恥部を正当化する意見などは関係国はおろか第三国さえ理解してくれることなんてことはまずないのである。 昨今の従軍慰安婦問題はその意味で、日本は罠に嵌ってしまった。日本国内で従軍慰安婦否定論などが高まれば高まるほど、諸外国は日本に嫌悪感を抱く。中国や韓国など当事国はともかく、欧米各国にも嫌悪感を抱かせてしまっている。 マイク・ホンダ氏も思わぬ誤算だったのではないか。日本は「旧日本軍の従軍慰安婦問題について日本政府に謝罪を求める米下院の決議案」に対しては静観すべきだったのである。余計なときに余計な勢力が騒いだために自滅してしまった。 下村博文官房副長官が慰安婦に軍は無関係との発言※に対し、安部総理が「おわ