キーウ州のドブラニチフカ村。若い女性たちが花輪を川に流してイヴァン・クパーラ(夏至祭)を祝う。(Photograph by Oleksandr Khomenko) ウクライナ西部はカルパチア山脈が横たわる。木製のアルペンホルン「トレンビタ」を吹くのは、牛飼いのヴァシーリ・キルモシチュークだ。「トレンビタの音は山中に響き渡ります」トレンビタはかつて、熊の襲来や火事、結婚式などの行事を知らせるために使われていた。「その文化を復活させたい」と語るヴァシーリは、ポロニナ・クリンタ(山の牧草地)の牛飼いの長。ここで牛たちは夏を過ごし、オーガニックチーズ用の乳を出す。(Photograph by Alina Kondratenko) ウクライナの首都キーウに立つキーウ洞窟修道院。黄金のドームは、遠目にも輝きがわかる。1051年にドニプロ川の西岸に建設されたこの修道院には、貴重な建築物や博物館や洞窟など