農業を営む草太(岩城滉一)が、自衛隊をやめて郷里の富良野に帰ってきた後輩の青年・正吉(中沢佳仁)にたずねる。オマエ何のために自衛隊にいた?◆「国を守るために自衛隊にいたンだべ。国を守るっちゅうことは、家族を守るっちゅうことだべ…」。かつて評判を呼んだテレビドラマ『北の国から』(脚本・倉本聰)のひとこまを、理論社刊行の脚本集から引いた◆だから、自衛隊にいて国を守っていたときと同じ心がけで、これからは家族を大事にしろよ、と説く場面だが、自衛隊員の胸の内を代弁してもいるだろう◆親の、妻の、子の、幸せを守る――それがひいては一国の備えにつながるという誇りに支えられ、多くの自衛隊員は過酷な訓練にも耐えているはずである。“暴力”呼ばわりされては立つ瀬がない。仙谷由人官房長官がきのうの参院予算委員会で「自衛隊は暴力装置」と述べた。追及され、「実力組織」に言い換えて前言を撤回し、謝罪したが、どうしてこの内
「尖」という字は「小」と「大」の組み合わせで出来ている。発生現場の地名にその字が含まれているせいか、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件からはいくつかの「小」と「大」が浮かび上がる◆その一。日本の領海内で海上保安庁の巡視船に船体を故意にぶつけた船長がいる。証拠のビデオ映像を、政府の意思に背いて世に流出させたと名乗り出た海保職員がいる。人物二人の、どちらの行為がよりタチが悪いか――罪の大小は論をまつまい◆領海を侵したばかりか人命にもかかわりかねない危険きわまる振る舞いをした悪質なほうは、お咎(とが)めもなく処分保留で釈放しておきながら、もう片方だけを重く処罰することはできないだろう◆その二。領土を守ることは「大」問題である。日中首脳会談を実現させて外交成果に一項目を加えることは「小」問題である。船長釈放といい、ビデオの非公開措置といい、「大」を餌に「小」を釣るかのような姿勢を世間がどう見ているかは、
軍事評論家の江畑謙介氏が死去した。同じ専門分野だからもちろん良く知っている。1990年の湾岸戦争というものは、自国に関する限り、これまで戦争なんて死語だと思っていた日本に大きな衝撃を与えた。日本には本当の意味で、軍事専門家などはいない、また出てこないだろう。そのなかで、一応、擬似専門家としての役割を果たしたのが江畑さんだった。軍事情報誌のジェーン年鑑のエージェントというような役割で、日本には入ってこない情報をジェーン側から手に入れて、専門家としての評価を獲得した。それでも、でたらめな評論家に比べれば、はるかに中立的で高いレベルの情報提供だった。軍事オタクという言葉もこのころから出てきたが、江畑さんはある意味、そのハシリのようなものだった。まったく紛争地や実際の戦場に足を運ぶこともなく、兵器という切り口だけで戦争を論じる、日本にしか生まれない特異な軍事評論家だった。 それでもお互いに専門家と
鳩山首相「タリバン兵士に職業訓練を行いアフガンを平和にする」 カテゴリ政治 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 01:54:33.54 ID:vOLx9PPF0 ニューヨークを訪問中の鳩山総理は、イギリスのブラウン首相と会談し、 アフガニスタンへの新たな民生支援を検討する考えを示しました。 この中でブラウン首相は、民主党が来年1月以降は延長しないとしている インド洋での給油活動について鳩山総理の見解を質したのに対し、鳩山総理は、 「アフガニスタンの将来にとって日本が最良の貢献をするにはいかなる形がよいのか考えていく」と答えました。 その上で、アフガニスタン反政府勢力「タリバン兵士の社会復帰のために 職業訓練を行い、兵士たちに安定と幸せを与え、ひいてはアフガン全体を 平和にするという道も考えられる」と述べ、アフガニスタンへの新たな
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