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  • わかっちゃいるけど - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実 (光文社新書) 作者:仲村和代 光文社 Amazon タイトル通りのルポルタージュだし、このテーマは色々なところで報じられているので、取り立てて新しい情報はない。 問題は、こういう情報を目にし、理解していても、ファストファッションやコンビニでの買い物をやめられないことだ。 だって、どれもよくできてるんだもん。 買わせるための企業努力、それも世界レベルの成果を退けるのは難しい。 別に無駄な買い物をすることは多くないし、そういう人ほど罪悪感を抱えがちなのかもしれないけど…。 困ったもんだなぁ。 オチがない(苦笑)。 まぁ、ご参考ということで。

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  • 武術と学問 - 人間到る処青山あり

    武術研究をライフワークとしてはや数十年。 最近心に残っている言葉として、極真会館の松井館長が述べられた「各流派にはそれぞれが考える『実戦』がある」というもの。 それぞれが考える「実戦」に基づき、技術体系が編まれ、「哲学」というか考え方が構成されている。 小生も合気道を嗜み、いくつかの格闘技を齧ってみて、実際その通りだなと思う。 それぞれの流派が、戦うということをどう捉えているのか、ルールやその流派の「常識」に反映され、それを元に日々修行に取り組み、それぞれにプライドを持っている。 そこでふと気づくのだが、これって学問に似ているなぁと。 物理学は物理学の理論を通して世界を探究し、法学は法律論を通じて世界を分析する。 どちらもこの世の真理の追求という意味では同じ目的で取り組んでいるが、やっていることは全然違う。 どちらが優れているという比較も意味がない。 それぞれの研究に取り組む個人を、特定の

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  • もう少し深い論考を - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (NHK出版新書) 作者:西寺 郷太 NHK出版 Amazon 「呪い」というのは、あの有名な「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加した歌手たちが、その後ヒットに恵まれずマイナーになっていく傾向が多かったことを指している。 が、そもそもは差別的扱いを受けてきた黒人アーティストたちが、マイケル・ジャクソンをはじめ大いに評価を受けるようになり、人種の垣根を超えた「ウィ・アー・ザ・ワールド」という曲を、黒人主導でプロデュースするに至ったという、時代の転換点が存在したのだ、というのが筋。 そこの文化論的、社会学的論考として、とても奥行きが深そうな論点なのに、「呪い」などという下世話なタイトルにし、あたかも悪いジンクスかのような整理にしてしまったのがもったいない。 もちろん簡単には論証できないだろうし、そんな硬いを読む人も多くないのだろうけれど、これだ

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  • 仕事ができるようになるには - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 「仕事ができるやつ」になる最短の道 作者:安達裕哉 日実業出版社 Amazon 著者のブログは何度か読んだことがある。 そんなこともあってKindle日替りセールで買ったんだと思う。 ブログを読んでもいつも感じるのだが、なんだろう、この居心地が悪くなる感じ。 日々仕事に悩みながらも一生懸命取り組んでいる人々に向けた、「役に立つ」(立ちそうな?)小噺集。 「鼻につく」というほどネガティブなニュアンスではない。 著者の文才、というか企画力に対する嫉妬? いや、それもなんか違う。 「どうだ、勉強になっただろう」という傲慢さが感じられるわけでもない。 エピソードの一つ一つはもっともだと思うし、勉強にもなると言って良いのだが、居心地の悪い読後感からか、早くもの中身を忘れようとしている小生がいる。 あぁ、この感じを誰かと語り合いたい…。 それはともかく、うんうんと同意しながら書を

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  • 大人の成長は測れるか - 人間到る処青山あり

    まー、中間管理職というのは、社員の育成に責任を持っているわけですね。 で、社員に広い意味での成長を期待し、成長するよう仕向けていくのだが、これがまぁご承知の通り、成果を図ることが難しい。 手間取っていたタスクが時間と共にできるようになる。 これは習熟したのであって、必ずしも成長とイコールではないかもしれない。 いや違う。 そのような習熟を数多く増やしていくことが成長ではあるのだが、幹部・リーダー及びそれらの候補生としての成長というのは、習熟とは違う線があるように思う。 大袈裟に言えば、人の上に立つものとしての資質というか、さらに曖昧になることを許してもらえるのであれば、リーダーシップとか人間力とか、そういう線上の成長。 習熟は、そのできるようになったタスクを数え上げれば測ることができる。 しかし、リーダーシップの成長はなかなか測ることが難しい。 これが測れたらどんなに楽かと日々思うのだけれ

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  • 潰しの効くキャリア - 人間到る処青山あり

    こんな記事があって。 news.yahoo.co.jp コメント欄にPOSSEの今野さんが寄せている通りだと思うんだが、ホワイトすぎるから、というより「このまま今の仕事を続けて生きていけるんだろーか」という漠然とした不安が転職に突き動かす、ということだと受け取った。 そう思うと、一部エリート系の子達が外資系コンサルに行ったりキラキラしたベンチャー・スタートアップに行ったりすることがあるけれども、外資系コンサルとかに骨を埋めたいわけではなくて、その先、さらに先の転職を重ねている先人がたくさんいるキャリアを選択してるってことだよね。 小生もたくさん転職をしてきたけれど、そこはやっぱり需要と供給というのもあるし、チャンスと思えば躊躇しない思い切りは必要だし、よくわからんがとにかく一生懸命やってきたんだなと理解してもらえるプレゼン能力と情熱は、最低限必要だと思う。 で、その結果は今のところ、自分で

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  • 話半分 - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 国民のための経済と財政の基礎知識 (扶桑社新書) 作者:髙橋 洋一 扶桑社 Amazon 元大蔵官僚、政権にも参加しネットでも有名な高橋洋一氏の著作。 正直、言っていることが正しいかどうかはよくわからない。 価値判断でもないし、実環境での証明も難しい経済学というのは厄介な学問だなと思う。 印税でボロ儲けしてやろうというインセンティブも感じないから、高橋氏的には心から国民に正しい知識を、と思っているのだと思うが、正しさがわからない以上、どこまでいっても耳障りの良い痛快な言説は話半分としておくべきかなと。 とはいえ、 ・新聞はじめ大手メディアは勉強しない素人が書いているだけだから信用してはいけない ・川を上れ(過去の歴史を調べろ)、海を渡れ(海外に事例がないかあたれ) ・自称専門家の意見を鵜呑みにするのではなく一次情報にあたれ あたりは当にその通りだと思う。 そういう実感が得

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  • 同じ匂いがする - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 このビジネスモデルがすごい!―――グレートカンパニー研究からわかった優秀企業の条件 作者:船井総合研究所 あさ出版 Amazon 「ビジネスモデル」とタイトルにあるが、そんなにビジネスモデルにエッジがたった感じはしない。 他はタイトル通りで、船井総研が関わった地域の優良中小企業の紹介と分析、まとめといった感じの。 聞いたことがある企業もあったりするが、普通の人は殆ど知らない会社ばかり、という感じではないか。 で、業種は様々なのだが、なんとなく同じような雰囲気を感じる会社が多い。 理念重視、採用重視。 人材ビジネスの経験上、そういうオーナー企業はクセが強いことが多いんだけどね。 いや、書で紹介されている会社がそうだと言っているわけではないからね。 こういう、優良企業を紹介するって、ビジネス書の中でそれなりに数があるけれど、やっぱり紹介する人、出版社によってテイストがあっ

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  • 科学と歴史と - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫) 作者:ジャレド ダイアモンド,レベッカ ステフォフ 草思社 Amazon 頭に「若い読者のための」という文字が付いていて、気にもせず読んでしまったのだが、どうも「第三のチンパンジー」というを年少者向けに平易に、少し短くしたらしい。 結論から言うとそれがちょうど良く、それでいて奥行きのある良いであった。 是非娘にも読ませたいところ。 実は初ジャレド・ダイヤモンドだったのだが、確かに力のある書き手だと思った。 人類史のようでもあるし、生物史のようでもあるし、遺伝学、文化人類学、ちょっと地政学なんていうものがないまぜになって「人間とは?」という問いにぶつかっていく。 池上彰、立花隆のようでありながらももう少しプレーンで悠然としている感じ(なんだそりゃ)。 そうか、ユヴァル・ノア・ハラリの前に、この人の登場があったんだったな

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  • 家庭人の趣味とはなにか - 人間到る処青山あり

    前から欲しかったのだが気の迷いで購入。 Tarzan特別編集 TRAIL RUNNING GUIDE トレランの教科書 (マガジンハウスムック) マガジンハウス Amazon 同じくランニングを趣味とする部の若手メンバーがトレランをやり、盛んに小生にも勧めてくる。 小生も興味はある。 割とインドアで育ってきたのだが、野山を駆け巡るのは楽しそうだし、それなりに走り込んでるし、ひょっとしたら上りは得意かもしれない。 目の手術も終えてハードコンタクトも卒業したから、アウトドアアクティビティの懸念も減った。 書をパラパラめくって、あぁ楽しそうだなぁとも思う。 ロードランニングは結局タイムくらいしか追求するものがないので、努力すると結局はスピードを目指すことになり、それなりに厳しい道になってしまうのだが、それとは違う世界観がある。 やっぱりやってみようかな、と思うわけだが、最大の障害は拘束時間の長

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  • たまにはこんな本も - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 砂をつかんで立ち上がれ (集英社文庫) 作者:中島らも 集英社 Amazon Kindle日替りセールで買ったんだと思う。 作家、中島らも氏のエッセイ集。 色々なところで書かれた、近い時期のエッセイだったりの解説文だったりを寄せ集めた一冊である。 タイトルから想起される「不屈の魂」みたいなカッコよさはあんまりない。 まぁ精神を病んだり、アルコール依存と戦いながら作家業を勤め上げているのだから、「不屈の魂」がないわけではないけれど。 全編を通じたユーモアとシニカルな切り口が、単純に娯楽作品として楽しめる。 とはいうものの、執筆当時の中島らも氏よりも中年になってしまった自分に気付かされて、最近のオジサンはもう少し気が若いんだけどなと、ちょっと戸惑うけれども。 著者も無類の好き、それも娯楽小説を好むようだが、面白いはやっぱり良いよね。 書で語られていた東海林さだおのエッセ

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  • 倫理学って勉強したことある? - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 功利主義入門 ──はじめての倫理学 (ちくま新書) 作者:児玉聡 筑摩書房 Amazon 功利主義くらいは知っている。 「最大多数の最大幸福」ってやつですよ。 多分Kindle日替りセールで買ったんだと思うけれど、その高いレビューも納得の面白さだった。 功利主義は一つの学派でしかないわけだが、それを入り口に他の考え方も説明し、広く理解を進めて入門としよう、というとても真摯な造りである。 そして著者の平易な語り口の合間に見せる時にシニカルなスタンスが、嫌味ではなく茫洋と生きていることにハッと何かに気づかせられることがある。 うん、ちょっと褒めすぎかも。 なんせ、不真面目すぎず、真面目すぎずの温度感がちょうど良い。 娘にも読ませてみたいなと思ったが、小学六年生にはちと早いかな。 でも、なんで嘘をついてはいけないのか、そろそろ自分の考えで説明できるようにはなって欲しいなぁ、なんて

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  • 歴史に詳しいとは - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 日近代史 (ちくま新書) 作者:坂野潤治 筑摩書房 Amazon 明治維新から太平洋戦争までの日近代史を詳説した。 司馬遼太郎とか、この時代を描いた小説や出版物は多く、歴史的蘊蓄を語るオジサンも沢山いると思う。 ただ書は、そういうオジサンが好きなドラマチックなストーリーではなくて、「日近代政治史」とはっきり表記して良い内容である。 結構長いのだが、歴史の授業では習っていない突っ込んだ内容も語られており、なるほどと読み進められる。 記憶に残るかは別にして…。 ただまぁ、政治史なので、好みは分かれるだろうと思う。 変革期のリーダーシップとか、欧米列強に追いつけ追い越せの闘志とか、そういうエンタテインメント性は乏しく、現代でも政局を語る人が好むように、面白さはもっと渋いところにあるからね。 そういう意味では、個人的には嫌いなジャンルではないので、読み進めることはできた。

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  • 緩やかな社会 - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 中高年ひきこもり (幻冬舎新書) 作者:斎藤環 幻冬舎 Amazon Kindle日替りセールで購入。 中高年の引きこもりが社会課題であることは、それなりに長生きしている人はよくご存知に違いない。 8050問題なんていうのもあるし、関連書籍も読んだけれど。 書は、引きこもり問題に長年携わってきた医師で、著作も多数ある。 医療研究よりジャーナリズム寄りと認定されて厚生労働省の政策からは干されてしまった、みたいな述懐があるけれど、なかなかに説得力のある解説である。 引きこもりは病気ではない、という基スタンスで、家族はどのように向き合い、乗り越えていくのか、ということが丁寧に展開されていく。 家族がその対話をできてこなかったから引きこもりになったのだろうし、そういう意味では著者が提唱する対話アプローチも、実践のハードルはありそうだなぁと余計な心配をするけれど。 著者は末尾で、

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  • 知識の再確認 - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 現代の金融入門 [新版] (ちくま新書) 作者:池尾和人 筑摩書房 Amazon 池尾先生は日経の寄稿や各種のインタビューを読んできていて、極めて明快で信頼感のある論説を展開される人だなと思って来たが、著作を読むのは初めて。 一般向けの総論を主体としたものなので、池尾先生の個性は出にくいのだが。 金融とは、それを支えるプレイヤーとは、中央銀行の役割とは、といったことがわかりやすく、さらっと紹介されている。 書の位置付けからすれば当たり前すぎる。 個人的には、今までビジネスパーソンをやってきて理解していたことの再確認にはなったかなと。 「あぁ、覚えてる」「それはそうだったよね」と。 しかしそれにしても、金融の世界は色々と変化がありすぎて、残念ながら書も古さを感じる点は否めない。 端書きを読むに、初版が90年代、改訂版の書が2009年(リーマンショック後)なので、その後も

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  • サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書

    独裁者の料理人:厨房から覗いた政権の舞台裏と卓 作者:ヴィトルト・シャブウォフスキ白水社Amazonこの『独裁者の料理人』は、その書名通りの一冊である。カンボジアのポル・ポト。イラクのサダム・フセイン。ウガンダの大統領イディ・アミン。アルバニアの首相エンヴェル・ホッジャ。キューバのフィデル・カストロ──。そうした独裁者と呼ばれることもある彼らにかつて仕えた料理人らにインタビューを行い、彼らが何をべ、何を好み、どのようなコミュニケーションをとってきたのかをまとめている。 最初はそんなに期待しないで読み始めたのだけど、これが大変におもしろい! 独裁者は常に暗殺に怯えるものだが、この世でもっとも使い古されてきた暗殺手段の一つは「毒殺」だ。もちろんそんなことは独裁者側だってわかっているから、毒味役もいるし成分検査が行われることだってある。とはいえ、だから料理人が誰であってもいいという話にはなら

    サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書
  • もしもピアノが弾けたなら - 人間到る処青山あり

    三省堂書店店仮店舗で遭遇し、面白そうだったので購入し、大正解。 ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム 作者:古屋 晋一 春秋社 Amazon 三省堂最高だ。 ありがとう。 音楽分野に科学の知見を導入し、音楽の発展に貢献しようという意欲的な研究者による一冊。 練習を積み重ねることでどのように技能が発達するか。 発達すると脳にどんな変化が起きるのか。 子供の頃に始めるのと、大人になってから始めるのでは、何が違うのか。 また、一流のプロとアマチュアは何が違うのか。 あるいは音楽における情感とはなんなのか。 感動的な演奏において、ピアニストは何をどう変えているのか。 読んでいてワクワクするし、かつて師匠に技と脳の発達を解説してもらったことを思い出す。 そうだ、読み終えた昨日は師匠の命日だったなぁ。 それはともかく、書を読めば、ピアニストは如何に超人的な能力を身につけているかもわかる

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  • 美術と美術マーケット - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 バンクシー アート・テロリスト (光文社新書) 作者:毛利 嘉孝 光文社 Amazon バンクシーはそのいくつかの作品も含めて認識はしていたけれども改めて、ということでKindle日替りセールで買ったのだと思う。 その来歴と作品、評価と現在地を、類書の翻訳などで関わりの深い著者が解説したもの。 一介のストリートアーティストであったバンクシーの作品が、いかに美術マーケットで受け入れられていくかに目が行く。 バンクシー自身は美術マーケットに批判的で、そのようなスタンスを明快にした作品を幾つも送り出しているが、その批判そのものが作品、商品として評価され、そのカネの世界にバンクシー自身も取り込まれていき、最近では積極的に美術マーケットに絡みに行っているのではないかという見方もされているらしい。 バンクシー自身がどう考えているのか。 正直、個人的にはどうでも良い。 ただ、オークション

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  • 教師の本懐 - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 やりなおし高校日史 (ちくま新書) 作者:道生, 野澤 筑摩書房 Amazon kindle日替りセールで購入。 歴史ものは基抑える(小生は高校時代世界史を選択してたけど)。 中高一貫校の日史教員である著者が、押さえておくべき日史の要点を12講にわたって展開する。 受験対策として押さえておくべき、というだけでなく、日人として知っておいてほしいという著者の思いが全面に出ており、好感が持てる。 内容はまぁ、知らない話ではないから、びっくりするような驚きなんていうのはあり得ないけれど、しっかりと背景や人物が解説されており理解が深まる。 書の後書きに、教え子が研究者となり、著者に強い影響を受けてその道に入ったことを学生たちに語るエピソードがあり、それは教師の懐だなあと感じさせられる箇所がある。 自分が情熱を注いだ分野を人に伝え、その人たちもまた真剣に取り組んでくれる。

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  • まだまだ元気 - 人間到る処青山あり

    積読在庫消化。 50歳で100km走る! 作者:鏑木 毅 扶桑社 Amazon 著者の鏑木氏はウルトラトレイルランの日の第一人者である。 ウルトラトレイルランというのは、スイスのモンブランで開催されるのが最も有名だけれども、何千メートルもの高低差がある山を160キロとか走る競技。 怖いもの見たさ的な興味でやってみたくもなるけれど、時間の拘束が長い趣味はやらないことにしているので(ゴルフレベルでもう除外である)、なんだかんだで縁はなさそうに思っている。 書はとても短いで、シニアランナーにはまだまだ可能性があるが、持久力だけでなく速筋を鍛えねばならない、という話と共に、トレーニング方法がぼちぼち出ている、という構成。 類書やもっと詳しいはいくつもあるので、書ならではの特別な内容は無いと思った。 が、コラムに入っている筋肉博士・谷先生のコーナーで、中年以降はタンパク質の吸収率が落ちる

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