過激派「中核派」のメンバー2人が、実際には住んでいないうその住所を届け出たなどとして警視庁に逮捕されました。2人は昭和46年の「渋谷暴動事件」で指名手配され、ことし逮捕・起訴された大坂正明被告の逃亡を支援していた疑いがあるグループのメンバーと見られるということです。2人は黙秘しているということです。 警視庁の調べによりますと、吉中容疑者は去年11月、実際には住んでいない東京 江戸川区にある「中核派」の施設の住所を区役所に届け出たとして、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いが持たれています。杉浦容疑者は、アジトに近い足立区の公園で、事情を聴こうとした捜査員を引きずり倒したとして、公務執行妨害の疑いが持たれています。 これまでの調べによりますと、2人は昭和46年の「渋谷暴動事件」で警察官を殺害したなどとして指名手配され、ことし逮捕・起訴された大坂正明被告(68)の45年余りに及んだ逃亡を、組織