7月28日、米国が原油輸出の一部解禁に踏み切ったが、アジア向けの輸出ではイランがライバルとなりそうだ。写真はイランのロウハニ大統領。トルコの首都アンカラで6月撮影(2014年 ロイター/Umit Bektas) [シンガポール 28日 ロイター] - 米国が原油輸出の一部解禁に踏み切ったが、アジア向けの輸出ではイランがライバルとなりそうだ。米国は原油の輸出を原則禁止しているが、政府は今年6月、シェール層から液体分として採取される原油の一種(コンデンセート)について、最低限の加工が加えられていることを理由に、未精製原油の禁輸に抵触しないと判断、輸出を許可した。 三井物産<8031.T>やコスモ石油<5007.T>など、日韓の企業は早速、輸入契約を締結したが、世界最大のエネルギー消費国である中国は、すでにイランと長期契約を結んでおり、目先、米国産を輸入する計画はないとみられている。