落語版『竹青』を聞いてみた 太宰治の作品を題材にした落語を聴きにいって来た。噺家は立川志ら乃さんである。その名の通り、立川流所属の落語家であり、故・立川談志の孫弟子にあたる。 落語といえば『寿限無』や『黄金餅』など、大正時代までに作られた古典落語をイメージするかもしれない。しかし志ら乃さんは、今回のような文学作品のほか、人気女子プロレスラーの華名を弟子に取り、落語とプロレスがコラボした興行を行ったこともある。 また、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ℃-uteそのものを落語化してしまうどころか、「女子落語」というイベントでは彼女たちに落語を教え、なんと落語家としては素人のアイドルが落語を披露したことも。 ほかにも漫画「昭和元禄落語心中」や、アメコミのヒーロー「スーパーマン」など、様々なジャンルを題材にした落語を作り続けている。 そんな志ら乃さんは、創作落語を披露する「らくご錬金術」と