多数決の何が悪いか（前編） - 物理学と切手収集

11月にアメリカ、12月に日本の選挙がありましたが、その選挙の方法について思うところがあるので一度まとめて書いておきます。選挙が終わってから書いているので、結果に不満だからか、というとそういうわけでもなく*1、一般論として以前から考えている事です。書いていて長くなったので、この前編ではまず都合の良い話を主に書いて、後編でそれに対して考えられる批判などを書くことにします。 選挙の目的 少なくとも建前上、今の民主主義で選挙を行う目的は、市民の意見を出来るだけ平等な*2形で政治に反映させる、というものと思われます。平等性の観点からは、日本での「一票の格差」の問題、アメリカでの選挙区のゲリマンダーの問題などありますが、今回はそれは問題にしません。1つ1つの（小）選挙区に限った話として、多数決が市民の意見を政治に反映させるのに本当にベストな方法なのか、という部分に注目します*3。 念のため「多数決」

[hundun2]

書いた。多数決以外にも、実際に使われてる選挙方式はあって、特に候補をランクするIRVは良いと思う、という話。

[sirocco]

ウチの選挙区は自民が40%の得票率で当選。他は維新の会、民主、未来の党、共産党。決選投票になると自民は敗北した可能性が高い。

[h-hirai]

2年前の記事だった

[criticabug]

人を一人だけ選ぶのやめてIRV試してほしい @tokyomxnews

[witchstyle]

(2012/12/29のエントリ) オーストラリアとアイルランドで採用されている "instant runoff voting" の紹介。1回目の投票と決選投票を別々に行うのではなく、1回の投票で決選投票まで出来る。

[AmaiSaeta]

(後編 http://d.hatena.ne.jp/hundun2/20121230/1356946480 ),(おまけ http://d.hatena.ne.jp/hundun2/20121231/1356999080 ) | しかし多数決の利点はそのシンプルさで、それでも低投票率な今の日本で、より難解な方法が受け入れられるかはやや疑問。

[toriaezu]

IRV方式は単純多数決のデメリットを補うけど、ここまで優先順位付けして投票するまでの動機付けがかなり難しそう。結果的に投票率が下がったら身も蓋もない気が…

[i196]

改善の余地はいくらでもあるんだなぁ

[memoyashi]

多数決とIRVについて

[usagidana]

多数決の弊害というか死票の多さの弊害を真剣に考える必要があると思う。それが投票率の低下につながってるのならなおさらだ。

[takashi1982]

比較政治学的なおハナシ。ついでながら、議論で白黒はっきりつけたがるアングロサクソン的な政治文化が小選挙区制をもたらした、とも言える。そのあたりに無理解で、当時の議員は導入しちゃったのが失敗の一因かと。

[esper]

ネットで投票できる時代になれば（技術的にはなってるけど）こういうのもアリだろうね。

[border-dweller]

そんな方式もあるんだ～

[massunnk]

票に含まれる情報量っていう見方が面白いなぁ。