生きるに遠慮がいるものか | 黙らなかった人たち 理不尽な現状を変える言葉（荒井裕樹） | WEB asta

遠慮は「する」もの？ 「させられる」もの？ いまひとつ釈然としない表現に「遠慮するなよ」がある。 上司や先輩から言われたり、友だち同士でも言い合ったりするありふれた表現だけれど、冷静に考えてみると腑に落ちない。 というのも、「遠慮」というのは自発的に「する」より「させられる」ことの方が多い気がするのだ。 「いったい誰に？」と問われると、むずかしくて返答に困る。「そのとき眼前にいる人」とも言えるし、もっと広く「人は遠慮するのが望ましい」とか「出過ぎた真似ははしたない」といった文化や風潮のようなものとも言えるから、明確な相手を名指しにくい。 それでも「遠慮」はたいてい、積極的に「する」わけではなく、ある種の圧力のようなものによって「させられる」ものだと思うのだ。 あなたは、生きることに「遠慮」したことがあるか 人に遠慮をさせる有形無形の力のことを、ぼくは「遠慮圧力」と呼んでいる。普段はそれほど

[rain-tree]

“最も安易でたちの悪い「愛国表現」は、その場の空気に乗じて反撃できない弱者を罵ることだ”

[nicht-sein]

"「マジョリティの他人事感覚」の壁の厚さに、ぼくは気が遠くなる思いがする"

[Jcm]

そうだ。私は生きている。どれだけ憎まれても世にはばかってやる。

[whalebone]

『敵を罵る社会は、身内に対しても残酷になる』『マジョリティの他人事感覚』

[karotousen58]

障害者が自分の語りを聞いてもらう為に、自分の語りの正当性を提示しなければならない状況に置かれる場合多。そして、その「正当性」を脅かしているのは、健常者中心文化/制度や能力主義では?という視座が必要。

[yuhka-uno]

"日本の障害者運動が最初に闘ったのは、まさにそうした「遠慮圧力」だった。だから、「生きるに遠慮が要るものか」の一句は、障害者運動の真髄だとさえ言える。"

[florentine]

“この人工呼吸器の装着率には男女差が見られるという報告がある。男性が高く、女性が低いのだ（※２）。こうした点にも、ぼくは、女性に重くのしかかる「遠慮圧力」を感じてしまう。”

[nico-at]

"残念なことに、どれだけ言葉を重ねても、「そんな想像などできないし、したくない」という人たちはいる。""「マジョリティの他人事感覚」の壁の厚さに、ぼくは気が遠くなる思いがする。"

[douyan]

これ、安楽死とか脳死とか終末期医療の抑制とかの議論の時に気をつけておきたい視点よね。

[quick_past]

私も遠慮してる。黙ってるんだから、あなたも黙らないのはおかしい。って方向に力が向くのはもう、すっかり権力構造が空気のように馴染んでしまっていて、疑問にも思ってないんだろうな

[ToToRo]

"遠慮圧力"

[ITEYA_Yuji]

通常、人の想像力が及ぶのは身内、仲の良い人、それに同じ属性の人くらい。その外側の人は、いとも簡単に先入観や偏見で一括りに見られてしまう。向こうからの歩み寄りには期待できない。ならば声を上げるしかない。

[masakat333]

“「そんな想像などできないし、したくない」という人たちはいる。”「マジョリティの他人事感覚」の壁の厚さに、ぼくは気が遠くなる思いがする。/引用したい部分だらけだ

[udonkokko]

闘いの話

[CALMIN]

これこそ、わたしが訴えたいこと！/息子には、わたしに対する罪悪感で苦しむことなどないように育って欲しい

[diet55]

「いまひとつ釈然としない表現に「遠慮するなよ」がある。（略）それでも「遠慮」はたいてい、積極的に「する」わけではなく、ある種の圧力のようなものによって「させられる」ものだと思うのだ。」