政治的な「義太夫の旦那」 - 玄倉川の岸辺

「村上春樹とエルサレム賞（あるいは人間の三つのタイプについて）」の続き。 前の記事では「政治好きな人の中で政治的センスに優れた人は少ない」と書いた。逆に言えば、多くの「政治好きな人・活動家」は政治的センスが悪い（「政治が苦手な人」たちの平均と比べても）ということだ。 たいていは無邪気な「下手の横好き」であり、素人のカラオケ好きと変わらない。歌が苦手な人でも愛想よく誘われたら一緒にカラオケボックスに行くことだってあるだろう（私はやらないけど）。よき友人、愛すべき隣人である。 すべての「政治好き」がそうであってくれたら問題はないのだが、残念ながら好きが高じて病膏肓に入ってしまうことがある。嫌がる友人や同僚を無理やりカラオケボックスに引きずり込み得意の曲を聞かせたがる。ただ聞いてもらうだけじゃなくて拍手と賞賛を求める。まことに災難である。要するにジャイアン・リサイタルだ。 どうしようもなく下手な

[udy]

誠にもって。

[emiladamas]

代理出産批判（これ自体は同意）するのに寄生出産というレッテルを用いる玄倉川氏が政治センス云々というのも。/個人が意見を表明することと、政治家が強制することを対称として考えるのはおかしい。

[neko73]

カビの生えた陰謀論を得意げにかます人も「義太夫の旦那」かな。

[PledgeCrew]

↓ネット上の論争程度で、 「左翼は対立軸を失い発狂した」とか「追い込まれてるから余裕をなくしてる」などと語るのはただの与太。そんな話はそもそも関係ない。つまらぬ「左翼」幻想にしがみついてるのは誰だ？

[R2M]

面白い。

[k-takahashi]

『愛国心の押し付けを批判した左翼（の一部）が世界的大作家である村上春樹に良心と政治的見識、正しいプロテストのやりかたを押し付けたがる。まことに両極端は一致する』

[Midas]

左翼は対立軸を失い発狂した。と書いたのが去年の話。まだ１月だというのにこの村上春樹、白燐弾、タケルンバ卿の件など各所で主張が綻んできた。追い込まれてるから余裕をなくしてるのだろうが不況は始まったばかり

[rev-9]

"愛国心の押し付けを批判した左翼（の一部）が世界的大作家である村上春樹に良心と政治的見識、正しいプロテストのやりかたを押し付けたがる。まことに両極端は一致するし、人間は簡単に自分の姿を見失うものである"

[zaikabou]

ちょっとこのあたり、『見え』としてはそのとおりなんだけど、解釈は違うんだよな。HALTANへの態度とか見て、玄倉川さんの左翼認識にわりと近いものを感じてはいるんだけど

[quagma]

政治について根本的に理解してない。センスの有無は厳然としてあるが、センス無かろうが距離をとることができないのが政治なるものの恐ろしさなわけで。黙っていようがそのこと自体が政治的意味を持ってしまう。

[fuldagap]

『アンダーグラウンド』で「オウムのジャンクな物語に対する物語の復権」をといていた春樹が、このようなときに何をいうのか。自分の関心領域はそういうせまい範囲ではあるな

[plummet]

『義太政』（ぎだまさ）にすると人名っぽいよね←なに

[munchcarl]

イスラムのパレスチナ弾圧は今に始まった事じゃない。作家に自分達の正義のため危険を冒せと言う「彼ら」は今まで何をしていたのだろう。