多数決がその前提として啓蒙を要求していることを忘れてはならない - OjohmbonX

多数派が必ずしも正しいわけではない――しかもそうである場合が少なくない――ということは、Yoshiの『Deep Love』シリーズや片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』が、大西巨人の『深淵』や金井美恵子の『噂の娘』、笙野頼子の『水晶内制度』、阿部和重の『シンセミア』、中原昌也の『あらゆる場所に花束が……』、鹿島田真希の『一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する』などを発行部数なり売上げなりの面で圧倒していたとして、小説の面白さとして圧倒的に劣っているという一事をとっても明らかなのに、多数派の意見をよしとする多数決が様々の場面で多く用いられるのはどういうことなのだろうか。 ・多数派が正しくない場合 ある問題を正しく理解できている人たち（A）と、現時点で理解できていないが理解できるポテンシャルを持つ人たち（B）と、理解できない人たち（C）とがいる、ということを上図は示す。（もちろん、特に正規分布

[z0rac]

↓id:mindさんに同意。「結果責任の共有手続」だと思う。結果が失敗だった時に文句を云う人数を最小にする方法。

[p_shirokuma]

で、自由な事前の話し合い、という場面は、政治力の大きさ、丸め込み技術、資本的タフネス、といったものによって帰趨が決定づけられる。資本主義のもとの多数決、というのはメガホンの出力比を競うゲームでもある。

[FTTH]

ナロードニキが居る。……半世紀じゃなくて150年前だな。

[REV]

↓「そもそも多数決は真実発見/証明の手続と考えない方が吉。意思決定の結果責任の共有手続。」

[mind]

多数決は正しさを全然保証しない。 ――そもそも多数決は真実発見/証明の手続と考えない方が吉。意思決定の結果責任の共有手続。 //決議の前段階の自由な話し合いこそが重要。 cf. ＜自殺(/未遂)で自分は後悔するか

[shidho]

これは啓蒙する側からの話だが、より多くの意見に目を触れておく必要があるとすれば、Webの意見がクラスタ化していくことは多数決にとって良い結果をもたらさないのではないか。

[mainyaa]

多くの人がわかりやすい情報を得ていないほど多数決の意味が無くなる・間違いやすくなるということか。それに、多くの人に伝わる・伝えられる情報が公平で正しい情報であることは少ないという問題もある

[hachi_gzk]

コミュニケートする：

[rajendra]

個々の局面では多数派と最適解が一致しなくとも、長期的には多数派に従うことを最適とするのが、一般的な民主主義的価値観。

[TakahashiMasaki]

(グラフなんかわらた