キー(調)によって想起される感情が異なるのか - やねうらおブログ(移転しました)

カラオケで、曲が歌いにくいときにキーを半音上げたり下げたりするだろう。ハ長調の曲は半音下げるとロ長調になる。 では、ハ長調とロ長調で想起される感情が違うのか？ 別にキーを半音上げようが下げようが、悲しい部分は悲しいし、サビの盛り上がる部分は盛り上がるはずであって、キーの上げ下げで全く違う曲になったりはしない。作曲経験がない人でも、音楽的経験が乏しい人でも、そんなことは自明だと思えるだろう。 ところが世の中には、調によって、想起される感情が異なると主張する人たちがいる。それも音楽的経験が乏しいどころか、不思議なことに音大出ているような人やプロの作曲家ですら、そう主張する人が結構な割合で存在している。 例えば、Wikipediaでト長調のところを見てみよう。 なんだと…。「甘い喜ばしさ」だと…。 次にニ長調を見てみよう。 またもやシャルパンティエとマッテゾンが出てきて何やら言っている。 きっと

[uunfo]

思い込みが結果として法則（っぽいもの）を作る例

[ja_bra_af_cu]

参考に： 作曲家はどうやって「調性」を選ぶのか？ http://yoshim.cocolog-nifty.com/office/2009/07/post-68e5.html

[arootry]

「きっと当時の作曲家は特定の感情を表すのに特定の調を好んで使ったから」特定の感情を伴う理由が古典にあるとするなら、古典の作曲家たちは何を根拠に特定の調を好んで使ったの？

[UDONCHAN]

キーによって想起される感情というか雰囲気が異なるってのはあると思うな。楽器ってやりやすかったりやりにくかったり現実には出来ないキーが存在する訳でその辺も含めて。例えばEとかAとかGとかはロックっぽい

[redmagic1417]

例えばピアノで絶対音感が身についたとする。「ドレミファソラシド」 と、「レミファ(#)ソラシド(#)レ」は、結構違って聞こえる。ああシャープだな黒鍵だなと。後天的な連想がつくられる。そういうことじゃないか。

[temmings]

コメント欄の「俺、いま鬱だから、ずっと暗い曲ばっかり書きたいし嬰ハ短調でチューンしとくか」に妙に納得した。 - キー(調)によって想起される感情が異なるのか - やねうらお－よっちゃんイカを食べながら、息子語録

[frkw2004]

調性での違いもあるし、楽器特有の事情（フォークフィンガリングで音色に差が出る）もある。A=415とA=392の二つのバロックフルートでのニ長調は音の高さが違うけどどちらもニ長調に響く。

[ROYGB]

インドでは短調に楽しいイメージがあるという話を思い出した。

[qinmu]

絶対音感は共感覚と結びついて、キー(調)によって想起される色や形(つまり視覚的情報)が否応なく異なる。このへんは、最相葉月の『絶対音感』に詳しい。

[khtno73]

そういや自分は音楽の正しい理屈を全然知らなくて悲しくなる。「ちょっと低いな、カポつけて歌うか」で周りと歌って楽しめる自分はダメなんでしょうか。

[fujisong]

音楽においては、感情さえもルールに縛られる。

[chroju]

「想起される感情」ってのは定量的な観測が難しいので、結論が出なさそうな話／しかし調によって印象が変わら「ない」のであれば、調なんて概念は不要だったんじゃないかねー。

[allezvous]

楽器の構造からくる性格付けをコメントのfuga氏が指摘してくれていた。楽器やってると非常に得心がいく。付け加えると、その調の代表的な曲が調の性格を印象づけることもあって、EsDurは英雄的。

[guldeen]

ここらへんは、どうしても主観の問題になってくるしなぁ。ただでも、(高音が出ないなどの理由で)キーを変えて歌わざるを得ない場合、『なんか、印象が違う…』と思う事は、俺も多々ある。

[yuuboku]

どうだろう。自分の場合、調と想起される感情に特に対応関係はなさげだ。

[saebou]

いやこれ共感覚のせいでは？後天的なものよりは先天的なものだと思うのですが。/例えばうちの場合、調ごとに発生する色が違います。

[tasogare30]

最近知人と議論になった

[nagachika]

楽器の制約から来るんじゃないかってコメントに、なるほど。