私たちがこれまで決して知ることのなかった「中動態の世界」（國分 功一郎） @gendai_biz

「する」と「される」――能動と受動の世界をあたりまえに生きている私たち。しかし、歴史をみれば、「する／される」では語ることのできない「中動態」というものがあったのです。 中動態って何？ それは能動と受動の中間なのか？ そして、なぜ消えてしまったのか？……「する／される」の外側――中動態の世界に関するさまざま問いをスリリングにひも解いていく『中動態の世界』（医学書院）が大きな話題となっています。 発売即重版となった本書を上梓した哲学者・國分功一郎さんが「謝ること」を例に「中動態の世界」の入り口にご案内。世界の見え方が少しずつ変わることになるでしょう。 「謝る」とはどういうことか 突然ですが、皆さん、人に謝ったことがありますか？ 僕はつい最近まで人に謝ったことがありませんでした。もっと正確に言うと、謝るということがどういうことなのか全く分かっていませんでした。 もう一つ、皆さん、誰かと仲直りし

[hideonaito]

私たちは様々なことを、「する」（能動）か「される」（受動）に分類してしまいます。しかし、かつてはこの分類に入りきらないものをきちんと認める文法が存在していました。

[u-chan]

面白そうな本。「忖度」なんて、究極の中動態だよね。

[wthirow]

中国や韓国では「謝罪」を中動態として定義しているのかちょっと気になる。

[yarumato]

“能動と受動の対立は最近。かつての言語たとえば古典ギリシア語では能動態と対立するのは中動態。謝罪（自分の心に気持ちが現れる）や仲直りは能動でも受動でも説明できない。責任の所在を問うため受動が発達した”

[kuraruk]

「する」と「される」と「中動態」

[ichbin]

『責任という虚構』という本もあったな。。。

[timetrain]

人間関係は受動態と能動態で区別できるものではなく、言語学というよりは社会学に近い？？なるほど

[stilllife]

興味深い

[hharunaga]

「いまのように能動と受動でこれ（行為や出来事）を分類するようになったことの背景には、おそらく、責任という観念の発達があります」

[tokyocat]

「する」「される」でなく「なる」というかんじ？