タグ

2017年4月2日のブックマーク (4件)

  • 私たちがこれまで決して知ることのなかった「中動態の世界」(國分 功一郎) @gendai_biz

    「する」と「される」――能動と受動の世界をあたりまえに生きている私たち。しかし、歴史をみれば、「する/される」では語ることのできない「中動態」というものがあったのです。 中動態って何? それは能動と受動の中間なのか? そして、なぜ消えてしまったのか?……「する/される」の外側――中動態の世界に関するさまざま問いをスリリングにひも解いていく『中動態の世界』(医学書院)が大きな話題となっています。 発売即重版となった書を上梓した哲学者・國分功一郎さんが「謝ること」を例に「中動態の世界」の入り口にご案内。世界の見え方が少しずつ変わることになるでしょう。 「謝る」とはどういうことか 突然ですが、皆さん、人に謝ったことがありますか? 僕はつい最近まで人に謝ったことがありませんでした。もっと正確に言うと、謝るということがどういうことなのか全く分かっていませんでした。 もう一つ、皆さん、誰かと仲直りし

    私たちがこれまで決して知ることのなかった「中動態の世界」(國分 功一郎) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2017/04/02
    「いまのように能動と受動でこれ(行為や出来事)を分類するようになったことの背景には、おそらく、責任という観念の発達があります」
  • 東京新聞:相模原障害者殺傷事件 立岩真也・杉田俊介 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 相模原障害者殺傷事件 立岩真也・杉田俊介 著 Tweet 2017年4月2日 ◆心の悪と制度を問う [評者]佐藤幹夫=批評家 事件後、多くの論評がメディアに溢(あふ)れた。障害者差別、優生思想、ナチズム、ヘイトクライム、平等な命。どれも未(いま)だ大問題ではあるが、著者の立岩真也が「ヒトラーなどを持ち出して、『とんでもない』と言えばおしまい、にはならない」と書いているように、当は考え続けることが難しい主題である。 なぜおしまいにならないか。何が難しいのか。そのことが得心できなければ、この事件と、加害者が残した毒や悪意の底には触れることはできない。それが、著者たちに共有されている前提である。 杉田俊介はニート、フリーターなどをテーマに、時に挑発的な言葉を発してきた批評家だが、書ではそれが

    東京新聞:相模原障害者殺傷事件 立岩真也・杉田俊介 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
    hharunaga
    hharunaga 2017/04/02
    「言わば事件に内在する主題(杉田)と、歴史や社会制度などの外在する主題(立岩)が、まずは本書によって示されたのだと思う」。評:佐藤幹夫。青土社。
  • 東京新聞:江戸東京の聖地を歩く 岡本亮輔 著  :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 江戸東京の聖地を歩く 岡亮輔 著 Tweet 2017年4月2日 ◆アニミズムなどを目印に [評者]礫川(こいしかわ)全次=在野史家 宗教学者によるユニークで魅力的な「聖地」論が登場した。 書を江戸東京の聖地についてのガイドブックと思ってはいけない。多くの聖地が紹介されるが、最寄り駅・地図などの情報は載っていない。だから書を読んで、あの聖地が入っていなかったと不満を抱いてはいけない。 著者は、独自の聖地観に基づいて解説の対象を絞り込んでいる。靖国神社に触れず、東京大神宮(飯田橋)の歴史を詳述する。三ノ輪(荒川区)では永井荷風ゆかりの浄閑寺に触れず、彰義隊士の墓碑が林立する円通寺と仏磨(ぶつま)和尚について語る。濠北(ごうほく)方面戦没者慰霊碑(九段)や太郎稲荷(入谷)など、あまり知ら

    東京新聞:江戸東京の聖地を歩く 岡本亮輔 著  :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
    hharunaga
    hharunaga 2017/04/02
    「本書を読むと、百年ほど前に神前結婚式が急速に普及したのは、費用も時間もかからない合理性が評価されたからだなど、他人に語りたくなるような話題に、しばしば出会う」。評:礫川全次。
  • 今週の本棚:養老孟司・評 『健康診断は受けてはいけない』=近藤誠・著 - 毎日新聞

    (文春新書・799円) 身体のことは身体に じつは書評するかどうか、かなり迷った。そもそも書評するまでもない。なぜならだれが読んでも、よく理解できるに違いないからである。文章は平易で、論理の筋は通っている。ゆえに余計な説明はいらない。ただ最近ある雑誌でこのの内容にちょっと触れた。そうしたら編集者から訂正を求められた。私が「著者の主張に賛成だと思われると困る」という意見が付いてきた。もちろん雑誌にはそれを出版している側の都合や思いがあるから、素直に訂正に応じた。私は自分の意見を修正するのに、ほとんど抵抗がない。 ではなぜ書評か。知る人は多いと思うが、著者は「ガンと闘うな」というお医者さんである。乱暴にまとめれば、その著者がさらに健康診断は有害無益だと主張したのが書である。著者の主張はすでに学問の域を超えて、いわば政治化している。書にちょっと触れただけで、訂正を求められたという事実は、私

    今週の本棚:養老孟司・評 『健康診断は受けてはいけない』=近藤誠・著 - 毎日新聞
    hharunaga
    hharunaga 2017/04/02
    「著者の主張はすでに学問の域を超えて、いわば政治化している。…近年の技術は社会システム化してしまう。そうなると、それに関する議論がどうしても政治的になる」