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「貧しいのに贅沢なんて」と言わず、貧しいからこそ贅沢したい人への理解を
NHKの子どもの貧困特集で取り上げられた女子高生と報道に疑問を呈した政治家へのバッシングがやむ気配が... NHKの子どもの貧困特集で取り上げられた女子高生と報道に疑問を呈した政治家へのバッシングがやむ気配がない。私にはこの二つのバッシングが問題の本質を突いているとはどうしても思えない。 まず、政治家へのバッシング。今回の問題の根幹はNHKの報道の仕方にあるのに、それに対して疑問を呈する政治家を、支援者や活動家は「貧しい人の敵」に仕立て、「高い給料もらっている政治家に貧しい人の気持ちはわからない」などと感情論を先行させた。「貧困」の報道はとても複雑で難しく、視聴者が「自己責任論」を追及する余地は常にある。 にもかかわらず、NHKは、「希望の進学先にいけない」、「エアコンがない」、「パソコンの代わりにキーボード」、「アルバイトの母親との母子家庭」という曖昧な指標で、女子高生の「貧困度」を示した。母親の具体的な職業や月収や家賃など、収入と支出を数字で出すなど、より客観的にできる方法はいくらでもあった
2016/08/28 リンク