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大谷翔平
asadayusuke.com
先日、リチャード・ターナーのレクチャーにいってきました。 なにかと衝撃だったので、おもいつくまま文章にします。 彼をひとことで紹介すると、 カードテーブルにおける伝説の〝イカサマ師〟です。 カジノに、大勝ちしたプレイヤーや、金持ちのドラ息子があらわれたときに、 肩をならして、フロアの奥から、召喚されるような裏の人間です。 ポーカーやブラックジャックにおいて、 指先の技術を使って、カードを操作して、必ず勝利をおさめます。 それも彼が生きているということは〝見破られたことがない〟ということです。 大金をつみあげて、だれもが目を血走らせるギャンブルの場だというのに。 いわば、カードが1ミリずれることがあれば、撃鉄の音がして、 その2秒後には脳天が血をふいて飛ぶような時代の生きのこりです。 六十代なかばにして、 いまなお〝世界最高の技術〟という言葉に嘘はないとおもいました。 さらにおどろくべきこと
ある時期「鉄板ネタ」をしなくなりました。 おもうことがあったからです。 具体的には、アンビシャスカード、フォーク曲げ、 シカゴオープナー、トライアンフ、ラストトリック……そのあたりです。 とくに前者ふたつは徹底しました。 いまは演じもしますが、 いわゆる「鉄板ネタ」「ウケネタ」には、考えることもあります。 それについて書いてみます。 「トリックとしてすぐれている」ということです。 簡単であり、ばれにくい、準備もめんどうでなく、おぼえやすい、などもあるでしょう。 なかでも「高確率で観客をよろこばせられること」が、目安になります。 まさに上にあげたものです。 これらは、いつだれが演じても「ウケる」のです。 フレッドカップスが演じても、小学生が演じても、かわらない可能性すらあります。 トリックの現象は、マジシャンからはなれても成立すること。 観客からは、裏側のこまかなちがいのみえないこと。 これ
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