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大谷翔平
blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba
(Ⅱ)立憲主義と民主主義 朝日新聞の主張「憲法によって国を治めるのが、近代の民主主義国の仕組みだ。憲法は、別の法律や命令では変えることはできない。つまり、時の権力者でも思うままにはできない。首相は、こうした立憲主義の考え方が、絶対王政時代の遺物だと言いたいのだろうか」は明らかに「立憲主義」の曲解、もしくは、贔屓の引き倒しの類の言説だと思います。 第一に、憲法改正条項(96条)の改正に際しても、安倍総理は現行の占領憲法の諸々の手続を踏んで行おうとされているのだから「憲法は、別の法律や命令では変えることはできない。つまり、時の権力者でも思うままにはできない」という批判は筋違いである。それとも、朝日新聞は立憲主義を根拠に「憲法典の改正規定を遵守したとしても時の権力者なるものは憲法典を変更できない」とでも言いたいのでしょうか。 もしそうなら、それこそ「憲法によって国を治める立憲主義」を否定する主張
[0]修飾 今回のテーマは、「修飾語句の語順」と「修飾語の位置」です。 「修飾」には名詞を形容詞によって限定する「限定的修飾」と、動作や事態についての様相を副詞で説明する「状況的修飾」の二種類があります。「限定的修飾」は、例えば、"red apple"という表現で世界中のリンゴの<集合>の中から「赤いリンゴ」だけを選りすぐるという機能を果たしており、後者の「状況的修飾」とは、ある歌手が歌う場面を「天使のような声で歌う」(状況・様相)というように補足することです。要は、複数の「パラレルワールド」の中から1個の場面を選び出すのが「状況修飾」とも言える。例えば、 Beatiful and misterious Cyndi Lauper sings with seraphic voice as a prostitute does. (美しくミステリアスなシンディーローパーは天使のような声で娼婦のよ
小室直樹さんが亡くなられたとのこと。結構その著作を読んできた者としては少し寂しい気持ちになりました。ということで、この機会に<小室直樹>という表象を契機に私の心に紡ぎ出された諸々の事柄を書いておく。本稿はそんな「随想」にすぎません。 一面識もなかったけれど、私は世の読者を二つに分ければ間違いなく小室直樹ファンに属しており、そして、おそらく四つに分けても一番上に属する小室ファンだと思います。ただ、私は、小室さんの<弟子>の副島隆彦氏や宮台真司氏を全く評価しておらず、小室さんご自身についても「好きではある」が、なにがしかの「胡散臭さ」を感じないではありませんでした。 小室さんに感じていた一種の胡散臭さ。これは、例えば、「小室さんの出世作の一つと言われる『危機の構造-日本社会崩壊のモデル』(1976年;中公文庫版・1991年)は、その後、研究者や政治家としてそこそこ有名になられたある女性のゴース
「交換する」と言えば"exchange"、"exchange"と言えば「交換する」ですよね。それに、空港やホテルの両替コーナーは"Money Exchange"だし、通貨レートは"exchange rate";「今、円ドルレートはいくらですか」は"What is the current exchange rate for yen to dollar?"でいいでしょうからね (ちなみに、「exchange」するときの前置詞は、"exchange yen for dollars/interchange yen to/into dollars"になります! といっても、一般論というか雑談としては"Could I exchange Japanese yen into US dollars/British pounds?"も今時はあり、鴨。加之、「convert」は基本型が「convert A in
英語圏のESLで勉強し始めたり、英語の教育業界で働き始めた日本人が体験する典型的カルチャーショックの一つが、アメリカ人の先生や同僚が「5文型」を知らないことです(笑)。知らないどころではない、「何それ」と「そんなん聞いたこともない」というのがむしろ一般的。 5文型そのものは Made in Japan ではなく、英国の英語学者 Charles Talbut Onions(1873年 - 1965年)が、"An Advanced English Syntax"(1904)の中で考案したものですが、現在、この5文型の考え方を広く英語教育に採用しているのは世界中で日本だけ(少し前は、韓国と台湾と日本だけ)と言っても過言ではないと思います。それは、今では stapler (ホッチキス)のことを「ホッチキス」と呼ぶのは日本だけなのと似ています。ちなみに、「ホッチキス」はstaplerの考案者Hotc
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