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    "ホームページを新しくしてみた。初めての写真集「目のまえのつづき」を刊行させて頂いたのが、1999年、自分が26才の時である。もうすぐ10年経つ。この前、出版元である青幻舎に電話して、「目のまえのつづき」の在庫状況を聞いてみた所、倉庫にはもうほとんど残っていないという事だった。しかし、完売、というわけでもなく、残っているには残っているが、少ない、という事だった。これは、2冊目の写真集、「いま」に関しても同じ状況だという事だった。「目のまえのつづき」が初版で8000冊刷って、「いま」も初版の4000冊はすぐに売り切れたのだが、第二版の4000冊の在庫が残り僅かという事だった。牛歩のごとき歩みで、ジリジリジリと、書店などで手に取って頂いている本のようでもある今回ホームページでは、最近のものも含めて、99年当時の書評やインタビューも、載せてみた。亡くなる3ヶ月程前の植田正治さんと、27才当時の自分がケーブルテレビの番組内で、お互いを連れていきたい街として植田さんが月島、僕が歌舞伎町を選び、その二つの場所を二人で撮影しながら散歩をするという、映像もご覧頂けるようにしてみた。いままで、ほとんどなんの情報も見れないホームページだったので、少しがんばりました。いきなりというか、今さらというか、なんとなく、もうすぐ10年目という事もあり、残り数少ないという倉庫に、約10年眠っている「目のまえのつづき」の最後の在庫が売り切れてなくなる事を祈りつつ、自分のホームページでひっそりと10年目のプロモーションをさせて頂いた。自分にとって、一生に一冊の本。それが「目のまえのつづき」という本。すべてが、発見に満ちていた、出発。もうあの頃の自分はいない。いまは、3冊目に向かって色々、考えているし、撮影も進めているのだけど、自分の場合どうしても簡単にポンと出せないところがあり、いつかポンと出してみたいなとは思うものの、一つ一つ片付けていきたいし、そんな日はまだ来ない気がする。自分にとって写真集とは、作品という側面と、自分の生活や人生をそのまま形にしている側面もある、だから簡単にはいかない、したがってウロウロして時間がかかる。三冊目をお目にかけたいがもう少しかかりそうだ。 ロサンゼルスでの「VICE 2008 フォトショー」で、展示作品以外にこの2冊の本を作品の前に置いておき、展示作品とともに、本も自由に見てもらえるようにしておいたのだが、2冊とも会場で盗まれたという事だった。誰かに捨てられたのかもしれない、しかし、どちらにせよ、2冊の本は会場から消えた、誰かの意思によって。どのような方向性にしろ誰かの意思が動いたという事が、いい話しだなと思った。いまさら、会場に行きたくなった。"

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