東京新聞のロングヴァージョン「選挙の総括」 - 内田樹の研究室

東京新聞のインタビューで選挙の総括をした。ラフの原稿が届いたのだが、締め切りに気づかず、リタッチしていたら、もう掲載された後だった。 せっかく書いたので、ここに再録する。 今回の選挙で有権者が示した判断は「判断保留」ということでした。エコノミストたちのあるものは経済指標は悪化しているといい、与党はどんどん良くなっていると言う。どちらのデータ解釈が真実なのかは私たち素人には判定できません。ですから、有権者は判断を保留した。いずれ判断できる時点まで、今は「中腰」の姿勢で見守っているという感じだと思います。 有権者数を分母にした全国の比例代表の得票数でみれば、自民党は１７７０万票で、全有権者の１７％にすぎません。それを「圧勝」と表現するのは不適切でしょう。 戦後最低の投票率が意味するのは「政権の政策の成否の結果が出るまで、もう少し待つ」という有権者の「中腰のまま、大きな変化を望まない」傾向です。

[nabeteru1Q78]

最後の一段落で全てが言い表されている。

[sharia]

医療費も年金も金がかかるんだよ。一切いりませんというなら文句はないけど、高齢者が全員働けるわけじゃないし、病気になったら死んでくださいといわない限り医療費はかかる。そんなのもわからんのか？

[tamaso]

「最後は金目でしょ」に、国民も素直に「はい」と答えたまで。それぐらい、他に楽しみも目標もない時代になってしまった、されてしまった。

[vaivie]

グル―バル化でもずっと内田さんが言及していること、反「日本の株式会社化」。説得力あると思う。教育に関しても、文化とか芸術に関しても、原発に関しても同様。目先の利益で売り渡すものの大きさ!

[helioterrorism]

http://b.hatena.ne.jp/entry.touch/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014121802000160.html これのロングバージョンかな？ 元記事はもう消えているけど。

[namisk]

彼らの政治感が近視眼的であるという指摘には同意。しかし長期的視点で考えても、金は必要ではあるよねぇ。

[shiraber]

“株式会社は民主的に運営されているわけではない。ワンマン経営でもトップダウンでも構わない。なぜなら、経営判断の適否はただちにマーケットが下すからです。「マーケットは間違えない」。これはすべてのビジネス

[kiku72]

“日時: 2014年12月20日”

[kamayan]

安倍晋三は昔の自民党の一番悪いところだけは踏襲しているのだな

[yonnbaba]

首相が「今後も経済最優先で取り組みます！」と言うことが、私ははしたなく、気持ち悪く感じて我慢なりません。

[kurokawada]

生存ための最優先事も金でありましょう

[a1ot]

「民主制国家でどれほど時間をかけても合意形成が即断即決よりも優先されるのは、採択された政策が『失敗』したとわかったときに、『CEOを馘首』できないから（たいてい失政の張本人は引退するか、死んでいる）

[D-S-C-H]

責任を取りようが;“東京新聞のロングヴァージョン「選挙の総括」” via @digg